2016年、凄い眼科の本が出ました。
ズバリ、その本
医師の私からしても驚きの内容が多数ありました。
そして感じる確かな説得力。
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分かりやすいタイトルですが、いったいこの本、
どんな本なのでしょうか?
著者は深作先生
それには、まずは著者の先生から。
「深作 秀春」(ふかさく ひではる) 先生という眼科外科の医師がいらっしゃいます。
深作先生は「国際眼科学会 最高賞」を、世界最多の20回受賞されていらっしゃいます。
そして眼科においては、日本人の常識が、世界的には非常識になってしまっている、とおっしゃっています。
上の記事にすら驚きの「日本の常識は間違い」という1例が載っています。
眼圧測定の基準となったドイツ人の角膜の厚さ(60μm)より、日本人の角膜は薄い(55μm)ので眼圧の測定結果が低く出てしまいます。
「角膜の厚みで補正しないと正確な眼圧ではない」という事が、日本の医師には無いというのです。(確かに私も以前は知りませんでした)
「常識が、実は非常識だった」、こういう話は、とても激しく大好きな私です。
この本の中では次々と驚きの内容が書かれています。流石です。
糖尿病とその網膜症について
そしてその世界的な眼科医の深作先生は江部先生に向けてこう書いていらっしゃいます。
ほとんどの内科医はインシュリンや内服薬で血糖を下げればよいんだ、としか考えていません。眼底など分からないのか、どんどん糖尿病性網膜症が悪化します。
しかも、日本の大学が作った分類では増殖性網膜症の進行は止められない福田分類など使っています。つまり同級生の彼のような増殖性糖尿病性網膜症からおきた網膜剥離は日本国内ではまず治らないのです。
(文字色・サイズ変更は当ブログにて)。
糖尿病について私達内科医(の一部)が感じていた違和感を深作先生も感じていらっしゃった、という事です。
その違和感とは、糖尿病に関して治療していても、治療されていても「治らない」という事です。
治療は治ってこそ、です。治らない治療では治療とは呼べません。
そして深作先生は糖質制限の有用性に気づかれていらっしゃいます。
眼科の世界的名医で、糖質制限にも理解のある。大変、心強いですね。
常識が全くアテにならない事を知っている人は、やはり「栄養の常識」も間違いだらけ、という事に気づきます。
そして偶然、この本の発売日に、まさに深作先生にお会いする事ができました。
大変光栄でした。
(チラっと)(2016年当時)

とても気さくで話しやすい先生でした。
「血管を直接見るので、従来治療で血流が悪くなっていくのが良く分かっていた」といった事を(もう少しきちんとした内容で)話されていたのが印象的でした。
やはりきちんと起こっている事を見ている人は見ている、という事が実感できました。
さらにその後も気にかけてくださり、主催したイベント(2019年)にご出席されて貴重なお話をして頂いたをして頂いた事もありました。予定ではなく流れでナント1講演分の超タメになるお話を・・・。
すごい先生です・・・。
ちなみにその主催したイベントでの私の講演はデトックスでした。
なお、深作先生の部分はカメラが向いていないので全く撮れていないという失態・・・残念無念っっ。
せめて私部分だけでも貼っておきます・・・。
その後に続々と出版
さらに上記の本の後にも貴重な眼の本が出ています。
「医学論文では一般の方に情報が伝わらない。一般書も出して伝えていく。」といった事をおっしゃっておられました。
その情報1つ1つが、他の眼科医にはまったく書けない内容なのが凄いです。
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この「世界最高眼科医」という呼称がまったく誇張ではなく事実なのがシビレます・・・。
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さらに絵画にも造詣が深く、そちらの本もあります。まさにスーパードクター・・・。
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以上、眼科の凄い本でした。