なお、DHA混ざり品に関してはさらに誤解がある。
「DHA混ざりであっても、
その分、量をいっぱい飲めば大丈夫」
というのがその誤解である。
そう、
先に書いたようにDHAやその他に混ざっている油脂は
EPAの吸収を邪魔してしまう。
つまり、
DHA混ざり品でEPAを3000mg摂っても、
EPAのみ3000mgを摂った場合には
大きく、大きく及ばない。
具体的にはEPAをアラキドン酸の比率が全然、
まったく、ちっとも変化しない。
この比率は、
EPAとアラキドン酸(AA)の比率なので、
EPA/AA比と呼ばれている。
動脈硬化を良くするには、
EPA/AA比を、1.0以上にすると良い。
で、DHA混ざりのEPAではどれだけ大量に飲んでも、
EPA/AA比が、0.3〜0.6程度にしかならない。
一生懸命、毎日毎日飲んでも、
全くもってEPA/AA比が1.0を超えない。
EPAのみの一級品なら、1日3000mgとれば、
概ねEPA/AA比は、0.8〜1.0になる。
超上がる。
DHA混ざり品とは雲泥の差である。
これが全く一般には知られていない。
DHA混ざり品を一生懸命飲んでいる、という事になってしまう。
動脈硬化は治らない。
なお、
「健康の維持」なら、
DHA混ざり品でも飲まないよりはずっと良い。
「病気を治す」ならDHA混ざりEPAでは、全くの力不足。
飲むなら純度100%近くのEPAを1日3000mg、である。
さて、次はついにその具体的なEPA品についてっ!