では、今まで書いてきた
「検査で分からない動脈硬化」
が分かる方法はあるのか?
という事について。
この「傷いっぱいかどうか?」はどう調べるか?
「今までインスリンがドバドバ出ていたかどうか?」という事が傷があるか、につながる。
インスリンが出まくっている人は、血管なども傷だらけ。
インスリンにより「酸化」、つまり体が細胞の「内」からサビまくっている。
血管の細胞もボロボロ。
で、通常は糖質を摂った時にインスリンが出る。
つまり今まで糖質まみれっている人は、血管などもインスリンでボロボロになっている。
え?それってほとんどの人じゃ?!
ここで、閉経前の女性にとっては安心できる材料がある。
「女性ホルモン」である。
女性ホルモンが出ている間は、「インスリンによってサビる」のを超強力に防いでくれる。
血管が傷ついても超治る。
閉経前の女性のLDLが高くても、動脈硬化していないのはこういった理由。
閉経前の女性が、心筋梗塞や脳梗塞を通常は起こしにくいのもこういう理由。
女性ホルモン、超凄い。
そう、で皆さんもお気づきのように、閉経したらその効果は一気になくなる。
閉経後に女性が「血管が詰まる」病気が猛然と増えるのは、コレによる。
女性ホルモン、凄かった・・・。
外来でも、奥さんに怒られたりする。
旦那さん・・・。
では、一連の「まとめ」。
糖質まみれの食事をしていると、インスリンがドバドバ状態で、血管ボロボロ。
さらに、血管ボロボロが、検査しても分からない事がある。
女性は女性ホルモンが出ている間は、動脈硬化が治り続ける。
以上が、動脈硬化の流れでした。
さて、
この動脈硬化によって引き起こされる病気があります。
次回は、その病気について・・・。
そう、高血圧症について。
高血圧症を完治するのはどうしたら良いの・・・?