今回はBスポット療法について。オススメかどうか?と聞かれれば、「効く可能性のある症状・病気についてはオススメ」というのが回答です。「何に効くの?」の所にあるリストに当てはまるなら、一度、Bスポット療法を受けてみるといいでしょう。
<Bスポット療法(EAT)って?>
Bスポットの「B」は「鼻咽腔(Biinku)」の頭文字の「B」を指す和製英語です。世界的な治療ではなく、日本でしか行っていない治療です。
収斂(しゅうれん)作用(止血、鎮痛、防腐、殺菌作用)を持つ「1%塩化亜鉛溶液」を染みこませた綿棒を上咽頭に擦りつけることで、上咽頭の炎症を鎮静化させる、という治療法です。
<鍼(はり)でのBスポットを刺激する方法は?>
Bスポット療法は、「1%塩化亜鉛溶液」を塗布する治療法です。ですが、鍼治療の分野で、鼻専用の特殊な鍼でBスポット療法を刺激する治療法を「Bスポット療法」と呼んでいる場合があります。本来の、「1%塩化亜鉛溶液」を塗布する治療法である「Bスポット療法」とは別の治療法ですので、ご注意ください。本来の「Bスポット療法」と混同されるので、「Bスポット鍼刺激法」などの別な名前を使って欲しい所です。
もちろん、鍼による方法も、効果自体は「あった」という「体験談」はありますので、鍼によるBスポット刺激も「色々やったけど治らない」というケースでは選択肢になるかもしれません。