その他の健康

Bスポット療法(EAT)とは?-2/5

<塗る場所は?>
「1%塩化亜鉛溶液」を塗る部分の上咽頭(別名:鼻咽腔)を分かりやすく言えば、〝口蓋垂(通称のどちんこ)の後ろ〟の部分です。さらに言えば、耳鼻咽喉科で「のどが痛い」と受診した時にスプレーされる部位ではなく、それよりも少し上の部位(のどちんこの裏)です。

<そこそこ古い>
この治療法は、1960年代に山崎春三先生(大阪医大初代耳鼻科教授)および堀口申作先生(東京医科歯科大初代耳鼻科教授)が開始しました。現在Bスポット療法の学術団体(日本病巣研究会)ではEAT(Epipharyngeal Abrasive Therapy、上咽頭擦過治療)と呼ばれています。

Bスポット療法(EAT)をしている医療機関のリストは、以下のものなどがあります。

EAT 慢性上咽頭炎治療 医療機関一覧

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。