その他の健康

ハトにエサをあげてはいけない

ハトにエサをあげてはいけない
一部の公園などには掲示されている「エサをあげないで下さい」というメッセージ。これは、ハトにも人にもデメリットがあるため、です。

 

ハトのデメリット

 

ハトには、
楽にエサをもらうことに慣れてしまう
・人の食べ物の味を覚えてしまう→食べ物をねだる・襲いかかる→駆除
2ヶ月毎に繁殖し、すごいスピードで異常に数が増える→鳴き声の騒音、糞の被害→駆除
というデメリットがあります。

東京都環境局でも「ハトにエサを与えないで!」と啓蒙しています。

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/birds/please

 

 

 

人のデメリット

そして、人の「健康面」にも以下のデメリットがあります。
・ダニ
・カビ(クリプトコッカス)

 

ハトの身体にもダニが住み着いています。人にとりついて吸血します

ハトの糞には「クレアチニン」が多く含まれています。この物質は、「クリプトコッカス」という真菌(カビ)のエサになります。「クリプトコッカス」自体は、そこらへんの土に普通にいますが、それがハトの糞の栄養で増えてしまいます。そして、糞は乾燥すると風で舞い上がり、それを吸い込む事で、人も「クリプトコッカス」に感染します。

「クリプトコッカス」は、免疫の弱い小児や高齢者などで、肺炎や脳炎・脊髄炎を引き起こします。多くは無症状〜軽症で済みますが、時に重症化します。皮膚にも膿疱(のうほう)などの病変が出来る事があります。頭痛や痙攣・錯乱、失明、顔面神経麻痺などが起きます。そしてゆっくり進して、記憶が無くなったり、人格が変わってしまう、といった事例も報告されています。

検査は、髄液、痰、尿、血液の培養や血液や髄液の抗原検査などで行われ、抗真菌薬で治療します(内服や点滴)。

という事で、「ハトにエサ」は、ハトにも人にもデメリットがあります。エサやりはNGです。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。