今回は
フェリチンが高い時って?
について。
「フェリチン」は「貯蔵鉄」とも言われる数値です。
その時の血液中にある「血清鉄(けっせいてつ)」は、すぐに使える状態の鉄です。
フェリチンは細胞の中に蓄えられているカタチの鉄です。
一定量は血液中にもあるため、それを採血して検査します。
基準値は、検査会社によって異なりますが、概ね4〜90程度です。
そのフェリチンが高い場合は色々な場合があります。
1.体内に鉄の蓄えがいっぱいある
2.細胞が壊れている
3.炎症が起きている(炎症性サイトカインが作用している)
1の鉄の蓄えがいっぱいある、
というのはそのまま鉄が
貯蔵鉄=フェリチンとして蓄えられている、
という事です。
細胞が壊れる、炎症がある、
という場合は
ほとんど同じ意味ですが
細胞内などからフェリチンが血液中に
漏れて出てきている、
という状態です。
癌とか炎症などの状態です。
病名としては、以下のものがあります。
白血病
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫
成人スティル病
血球貪食症候群
細網肉腫
原発性肝癌
転移性肝ガン
膵癌
乳癌
ヘモクロマトーシス
ヘモジデローシス
再生不良性貧血
不幸造血
慢性炎症に伴う貧血
膵炎
肝炎
心筋梗塞
胃癌
大腸癌
結構、色々な病気で数値が高くなりますね。
以上、フェリチンが高い時について、でした。