ケトン体

外因性ケトンのギモン5、高ケトン・高血糖もケトーシス?

外因性ケトン関連のギモン、その5です。

 

 

 

当然ながら、シリーズ5作目。

 

 

今回のギモンはコレ。

 

 

 

質問5

高ケトンでケトーシスと言うのは分かります。

 

しかし、

高ケトンかつ、

高血糖でも

ケトーシスと言うのでしょうか?

 

 

 

答え

 

 

はい、ケトーシスと言います。

 

 

 

高血糖でも、血中のケトン体が高値なら

「ケトーシス」です。

 

 

なぜなら、「ケトーシス」というのは

単純に

「血中ケトン体が多い」

という事を指す言葉だからです。

 

言葉の定義の話ですね。

 

 

 

他がどんな状態になっていようと

血中のケトン体が高値なら

全て「ケトーシス」です。

 

 

ケトーシスは、

インスリン作用が不足していない状態なら

何ら病的ではありません。

 

 

 

逆に

インスリン作用が不足している状態で

一気にケトン体が激増する場合は

他の代謝も崩れて

アシドーシスになり

命の危険さえ出てきます。

 

 

以上、ギモン5でした。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。