「外因性ケトン体」
最近は、ケトン体のサプリメントがあります。
ケトン体自体がサプリメントになっており、
摂取する事で血糖のケトン体も増える、
というものです。
ビタミン・ケトン療法において、
「外因性ケトン体」の摂取は、
アリか、
ナイか、
で言えば、当然
「アリ」
でしょう。
ケトン体が上がらない時には
摂ると良いでしょう。
ただし、
単純にケトン体を外から摂れば良い、
というのには
大きくて深い
落とし穴
が、あります。
ケトン体だけを外から摂っても、
・血糖値を低め
にキープして
・インスリンも低め
にして
いないと
全く意味がありません。
高血糖でも癌は増え、
高インスリンでも癌は増えます。
高ケトン体と合わせて、
三位一体で
初めて癌治療における意味が出てきます。
逆に、
血糖値を低めにキープでき、
インスリンも低めにキープできていれば、
ケトン体は高くなります。
わざわざケトン体を
外から摂る必要も
ありません。
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血糖値を低めにキープでき、
インスリンも低めにキープしてして、
なのに
ケトン体が低い、
というのは、
脂質摂取不足
の時のみです。
ケトン体だけでなく、
脂肪酸もないと
糖新生が始まります。
つまり、結局は、
脂質自体を
摂らないと、
糖新生
が起こります。
その結果、
血糖値は上がり、
インスリンが分泌され、
低栄養になります。
そして、
脂質が摂取できれば、
ケトン体も増えます。
つまり、
外因性ケトン体を摂るよりも
脂質自体を
摂る事に
主眼を置くべき
です。
血糖値低め、
インスリン低めで、
脂質を摂れれば
ケトン体は増えます。
脂質が摂れなければ
糖新生が起きます。
ケトン体だけでなく
脂肪酸もないと
糖新生は止まりません。
なので、
癌治療においても、
「内因性ケトン体」を
増やす事が
最重要課題の一つ
となります。
部分だけ見る考えは
非常に危険です。
真に摂るべきは
外因性ケトン体ではなく、
脂質
です。
全体の栄養・代謝を見る必要があります。