ケトン体

尿中ケトン体は消えますか?

(質問)

ケトン体を上手く使えるようになると

尿中ケトン体は消えるって聞きました。

本当でしょうか?

 

 

 

 

(答え)

これはある意味本当です。

 

 

ケトン体が体内で上手く使えるようになるため、

尿に漏れ出て来る分が減る、

という事です。

 

 

ただし、

血中ケトン体が1000以上をキープする癌の方などは、

ずっと尿中ケトン体も強陽性です。

 

単に健康維持目的なら、消える程度のケトン体量で良いです。

 

 

逆に、

癌を治したい、

免疫疾患を治したい、

などという場合は

尿中ケトン体がガンガンでる位の

血中ケトン体を維持する方が良いでしょう。

 

 

 

ただし、本気で上記のようにしたい場合は、

尿中ケトン体は不正確ですので

血中ケトン体の測定がお勧めです。

 

血中ケトン体を測る事で

高い精度で食事のコントロールができます。

 

 

ケトン体の簡易測定器

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12187404107.html

 

 

ケトン体の自己測定

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12238343425.html

 

 

測るタイミングは血中ケトン体が下がる時。

 

起床時

 

食後2時間程度

 

これがケトン体が下がる時なので

この時でも血中ケトン体が高値なら

きちんとケトン体が保てている、という目安になります。

 

 

ちなみに

逆に夜中や、絶食時には

ケトン体は上がりやすいです。

 

何回か測ると

増減が分かってくるかと思います。

 

以上、尿中ケトン体は消える?について、でした。

 

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。