癌末期で炎症がある時は、
ピシバニールを控えた方が良い。
これは、ピシバニールの
作用機序を考えれば簡単です。
以下は添付文書の「作用機序」。
以上、ピシバニールの添付文書より。
ピシバニールは、
このように
免疫系を賦活して、
炎症を起こします。
炎症がない状態なら免疫力を高めます。
とても良い事です。
しかし、
癌末期であれば
ピシバニールによるこの炎症も致命的となり得ます。
そして、
最大の予後不良因子です。
ピシバニールも控え高めます方が良い、となります。
ビタミン・ケトン療法で炎症が消えたら、
ピシバニールを再開すると
良いかと思います。