癌、ビタミン・ケトン療法

癌末期で炎症がある時はピシバニールを控える

癌末期で炎症がある時は、
ピシバニールを控えた方が良い。
これは、ピシバニールの
作用機序を考えれば簡単です。

以下は添付文書の「作用機序」。

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以上、ピシバニールの添付文書より。

ピシバニールは、

このように

免疫系を賦活して、

炎症を起こします。

炎症がない状態なら免疫力を高めます。

とても良い事です。

しかし、

癌末期であれば

ピシバニールによるこの炎症も致命的となり得ます。

そして、

炎症は

癌末期において

最大の予後不良因子です。

ピシバニールも控え高めます方が良い、となります。

ビタミン・ケトン療法で炎症が消えたら、

ピシバニールを再開すると

良いかと思います。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。