その他の健康

水道水で鼻うがい、アメーバ感染で初の死亡例

「ネティ・ポット」という道具を使った

鼻うがい、ご存知でしょうか。

 

 

 

 

インドの古代からある

「アーユルヴェーダ」にもある

鼻うがいです。

 

 

 

 

 

米国シアトルに住んでいた女性が

水道水で鼻うがいをしたところ

バラミュージア・マンドリラリス(Balamuthia mandrillaris)

というアメーバに感染し、

脳腫瘍のような脳内血腫ができ

最終的には死亡した、というニュースです。

 

 

 

 

 

日本ではどうか?というと

青森県の土壌中から検出されたという論文があります。

 

同じ論文の日本語PDF、14ページ目に載っています。

 

 

という事で、国内にも存在するアメーバではあります。

 

 

鼻うがいでこのアメーバに感染した事例は国内では報告されていませんが

髄膜炎の症例報告はあります。

 

 

 

鼻うがい愛好家の方、ご注意ください。

 

容器を適切に洗い、

煮沸した食塩水または生理食塩水を使用すれば、

アメーバ感染は防げます。

 

 

以上、鼻うがいの話題でした。

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。