今回は冬の風邪対策について。
風邪対策には栄養!
さて、冬は、インフルエンザや胃腸炎、はたまた新しい感染症など流行します。
かかると超大変なのは、皆さんもご存知の通り。
その予防には
(1) 高タンパク・糖質オフ
(2) NAC(N-アセチルシステイン)、セレン
(3) ビタミンC
(4) ビタミンA
などなど、があります。
社会的な影響はさておき、個々人の予防策としては、ワクチンよりよっぽどお勧めです。
インフルエンザのワクチンを2回も打ったのに、元旦から思いっきりインフルエンザにかかった事が懐かしい今日この頃です。(糖質オフもビタミンサプリも知らない時代のお話)
あけまして、イキナリ・インフルエンザ!!
2回打ったのだから、症状は軽かったんだろう、って?
いえいえ、フツーに40度、がっつり熱が出ましたよ!(笑)
高タンパク・糖質オフ
風邪の時に、よく「ゼリー・プリン」や「うどん」などを摂るイメージですが、これらは逆効果。
糖質は免疫力を下げてしまいます。
摂るべきは、タンパク質。
タンパク質の必要量はコチラ。
また、消化に良いものは、コチラ。
また、ホエイプロテインも食べ物よりは消化吸収が高めで、胃腸への負担も少なめです。
粉末で袋に入っており、常温保存が可能で、未開封なら長期間もちます。(ただし開封後ははやめに消費を)
備蓄にももってこいですね。
他が売り切れるような場合でも、ほとんど売り切れていません。
ビーレジェンド、グロング、マイプロテインなどが有名どころです。
ビーレジェンド公式
グロング公式
マイプロテイン公式
各製品はAmazonなどでも売っています。
味が付いているホエイプロテインの場合、個人的には「酸っぱい系」が飽きづらくて好みです。
現在、味付きの中で、主力で飲んでいるのはこの2つです。
とはいえ、常にドンドン変わるので本記事を執筆中の話、ではあります。
ビーレジェンドは季節限定のプロテインをよく出しますが、それは公式サイトからどうぞ。
かつて記事にした、味噌汁プロテインはすぐ売り切れていました。
なお、いつものお約束で「上記の各社との利益相反」ですが、全く何もありません。
つまり、特に何もモノやサービス等はもらっていません。
ご安心ください。
NAC、セレン
何回も書いていますが、NAC(N-アセチルシステイン)については、こてつ名誉院長のブログにも記事があります。
実際のNAC(N-アセチルシステイン)は、Now社のものでも他社のものでもかまいません。
内容もほとんど変わりません。
Now社のNACは例えばコレです。
NACは風邪の予防では、600mgのカプセルなら、朝1カプセル、夕1カプセル。
風邪ひき始めは朝2・夕2に増やし、ガッツリ風邪にかかったらさらに増やします。
最大で600mgカプセルを朝5カプセル、夕5カプセル。
つまり、1日10カプセル、6000mg。
なお、NACには「セレン」が含まれているものがあります。
セレンも「ミネラル中で最強の抗酸化作用」があったり、体内の各種の酵素にセレンが必須だったりで、超重要なミネラルです。
また生存そのものにも必要不可欠で、完全に欠乏すると命を失ってしまいます。
一般には殆ど知られていないミネラルですが、実は物凄く重要です。
そして、セレンも「免疫力」を高める効果があります。
ただし、ミネラルなので、「多ければ多いほど効果アップ」などという事はありません。
一定量を超えると効果が出て、さらに上の一定量を超えると中毒になります。
セレンを含むNACを摂る場合には、別途、セレンを内服していたら、1日の合計が200mcg以上にならないようにご注意。
ずっと1日200mcg以上、摂っている場合にはセレンの中毒になる可能性があります。
なお、iHerbで売り切れの場合には、下記の2箇所でも入手可能です。
サプリンクス
Swanson
ビタミンA
ビタミンAは、タンパク質が充分に摂れているなら、1日10万IUまで摂取可能。
充分に摂れている、というのは体重2倍のグラム数のタンパク質量を「プロテイン・スコア換算」で摂っている場合。
タンパク質不足の状態なら、ビタミンAをサプリで摂るのはやめましょう。
タンパク質不足が解消してきたら、1日1万 IUまでにしておきましょう。
(BMIが最低でも20以上、肉を1回で200g以上食べられる、採血でBUN20以上、プロテインを毎日2回以上飲んでいるなど、全てに当てはまる場合)
つまり、プロテインを飲みまくったり、ステーキを1日1kgくらい食べている人以外は、ビタミンAをサプリで摂るのはやめておきましょう。
タンパク質不足でのビタミンAの大量摂取は、細胞膜が融解するリスクがあります。
また、ビタミンAは脂溶性ビタミンの1つのため、体内の蓄積性があります。
また「催奇形性」があると言われていますので、妊娠する可能性があったり、妊娠中の場合には、摂取を控えた方が良いでしょう。
ビタミンC
ビタミンCは最低で普段から1日3gを摂っていると風邪の予防になります。
ただし、風邪を引いてしまった場合には、普段よりビタミンCの消費量・要求量が増えます。
このため、下痢しないギリギリの量まで増やすと良いでしょう。
漢方薬はどうなの?
栄養の次は、「漢方薬」について。
COVID-19(新型コロナ、武漢ウィルス)に対する漢方は、こちらにめっちゃ詳しく載っていますのでご参照ください。
予防には補中益気湯や、十全大補湯。
継承なら、清肺排毒湯などなど、タイプ別に詳しく載っています。
COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方
以下は毎年の風邪に関しての漢方のお話。
非常にザックリと説明しているので、お試しする前に各自、調べ直してください。
インフルエンザっぽい、熱・ダルい、という場合で、咳や痰も鼻水もあまりないなら、
「麻黄湯」
という漢方薬も良いでしょう。
他に、風邪の漢方は以下のようです。
咳だけで痰も熱も無いなら「五虎湯」、
咳と痰があれば「麦門冬湯」、
喉が痛いなら「桔梗湯」、
熱っぽい風邪の初期なら「葛根湯」。
非常にザックリと書くと、上記のようになります。
それぞれ、細かく「こういう時に効くっぽい」みたいなのがパッケージにも書いてあるので、購入前によく説明文を読んでから買いましょう。
これらの漢方は、意外とドラッグストアで市販されています。
繰り返しますが、各パッケージに対象となる状態がもう少し詳しく載っているので、買う時は見てから買いましょう。
なお、葛根湯が一番味の主張があります。つまり激マズです。
ただし、最近は錠剤の漢方もあるので助かります。
インフルエンザに麻黄湯が効く、というのは大変有名で、感染症に詳しい医師も良く言ったりしています。
熱とダルさが出たら、飲んでみるのも1つの手ですね。
以上、冬の風邪対策、でした。