コレステロールや動脈硬化

血管傷多数な人が「正しい糖質制限」をすると非常に危険な事も!

栄養不足かつ傷いっぱい、から「正しい糖質制限」をした場合、ヤバい事になる。
 

血管の傷を治そうとコレステロールがめっちゃ血管にくっつく。 

 

それはもうくっつきまくる

 

そして、そのまま血管が詰まる

 

見事に詰まる

 

 

脳で詰まれば脳梗塞。

 

心臓で詰まれば心筋梗塞。 めっちゃヤバイ。

 

 

血管の壁にくっついていコレステロール(プラーク)を

「血管のカサブタ」

と説明している事は前記事で書いた。

 

つまり、

傷が多すぎて

その

カサブタで血管が詰まる

という状態。

 

 

皮膚ならカサブタが大きくなっても

あまり問題にならないが、

血管の中でカサブタが大きくなると

血管が詰まってしまう。

 

ヤバイ。

すんごくヤバイ。

 

 

 

 

大体の人が「糖質オフ」をする前に、栄養失調の状態。

あとは傷がどれくらいか?という事。

 

傷いっぱいの人は、

「正しい糖質オフ」

血管が詰まり、

自らトドメを指す事になる。

 

 

まさに

今までのツケを払う

かのように。

 

 

 

 

 

で、この「血管が傷いっぱい」だけど

「材料不足でコレステロールくっついてない」人達。 

 

 

この人達の「血管の傷」は、

基本的には調べようがない。 

 

 

 

 

事前にCT、MRI、頸動脈エコー、ABIなどなどで

動脈硬化を評価して大丈夫なのに、

実際に糖質オフると

血管がズバっと詰まる事がある

のはこういう理由

 

 

 

最近の下記の講演会で話した時に、

質疑応答でこれに関連する質問を受けた。

(だから動画を見てもその場面は写ってない)

 

 

当時、結論だけお答えた。

 

「すんごい動脈硬化している場合は

糖質制限すると血管が詰まる場合がある。

動脈硬化対策とともに強い血液サラサラの薬を飲む必要がある。」

 

その詳細がこの一連の内容。

 

さすがに短い時間の質疑応答で

丸々1講演分の話はしきれなかった。

 

当時、質問された方、

これが答えですっっ!!!(既に年が明けた・笑)

 

 

 

 

では、

「検査で分からない動脈硬化」

があるかどうか?をどう見分けるか

 

 

え?検査で分からないんだよね?

じゃぁ、どうやっても分からないんじゃ?

 

 

その辺りを次回に・・・。

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。