ケトン体

血中と尿中のケトン体値のズレ

今回は血中と尿中のケトン体値はズレる、というお話。

 

尿中ケトン体は、「ウロペーパー」というもので測れます。

尿をその「試験紙」にかけて色の変化を見るだけです。

手軽なので、検査する人を時々、見かけます。

ウロペーパーは種類がすごくいっぱいあるので、入手する場合は「ケトン体」を測れるものを選んで下さい。

 

しかし、そのウロペーパーで測定できる尿中ケトン体は、血中のケトン体値とはかなりズレます

ありとあらゆるズレ方をします

 

非常に大まかな目安にしかならず、尿中ケトン体が多かろうが少なかろうが、血中ケトン体は多かったり少なかったりします。

 

一応、参考文献も1論文載せておきます。

血中ケトン体自己測定の臨床応用、糖尿病 Vol.31(1988) No.7 P 591-595

結論等はさておき、この論文には「尿中ケトン体は少なめでも、血中ケトン体は多いことがある」という事が書いてあります。

 

このようなズレはやはり臨床の現場でも経験します。

 

本気でケトン体を測るなら、指先での簡易測定の方がずっと精度は高いです。

簡易測定器については、コチラをご参照ください。

ケトン体の簡易測定器って?今回は、ケトン体を血液で測る機器について。 上記の写真のような、自分で使える簡易測定器ですね。 「簡易測定器...

 

以上、血中と尿中のケトン体のズレについて、でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
内科の医師。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。