今回は血中と尿中のケトン体値はズレる、というお話。
尿中ケトン体は、「ウロペーパー」というもので測れます。
尿をその「試験紙」にかけて色の変化を見るだけです。
手軽なので、検査する人を時々、見かけます。
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ウロペーパーは種類がすごくいっぱいあるので、入手する場合は「ケトン体」を測れるものを選んで下さい。
しかし、そのウロペーパーで測定できる尿中ケトン体は、血中のケトン体値とはかなりズレます。
ありとあらゆるズレ方をします。
非常に大まかな目安にしかならず、尿中ケトン体が多かろうが少なかろうが、血中ケトン体は多かったり少なかったりします。
一応、参考文献も1論文載せておきます。
血中ケトン体自己測定の臨床応用、糖尿病 Vol.31(1988) No.7 P 591-595
結論等はさておき、この論文には「尿中ケトン体は少なめでも、血中ケトン体は多いことがある」という事が書いてあります。
このようなズレはやはり臨床の現場でも経験します。
本気でケトン体を測るなら、指先での簡易測定の方がずっと精度は高いです。
簡易測定器については、コチラをご参照ください。
![](https://mizunodoc.jp/wp-content/uploads/2019/08/7ab39da226c055e70aea2f342bfba425-320x180.jpeg)
ケトン体の簡易測定器って?今回は、ケトン体を血液で測る機器について。
上記の写真のような、自分で使える簡易測定器ですね。
「簡易測定器...
以上、血中と尿中のケトン体のズレについて、でした。