外因性ケトンに関するギモン、その3です。
ネットで調べても
全く答えの見つからない
外因性ケトン。
そのギモンにお答えするシリーズです。
はや3記事目です。
では、さっそく今回のお題。
質問3
脂肪酸・ケトン体の代謝と、
糖質の代謝は同時にはできない?
答え
その通りです。
これはインスリンの作用によります。
インスリンは超強力な作用を持ちます。
エネルギーを蓄える、という働きです。
一方で、脂質は蓄えとして体内に保存する栄養素でもあります。
このため、インスリンが出ている状態では、蓄えである脂質の分解が超強力にブロックされます。
健康食品で
「脂肪の燃焼を助ける」とか
「脂肪を燃やす」とかを
謳っているものがありますが、
インスリンが出ていれば台無しです。
それ程に、
インスリンの作用は超強力です。
CMが流れるたびに
ツッコミを入れている方も
いるかと思います(笑)
糖質を摂っていたら
焼け石に水です。
そして、
インスリンが出ている状態では、
上記の糖新生もブロックされます。
インスリンが出るきっかけは高血糖です。
つまり、
糖質を摂取して、
血糖値が上がり、
インスリンが大量に出る(追加分泌)と、
糖新生(タンパク質から血糖を作る)および脂質代謝が
超強力にブロックされます。
これは代謝の基礎ですね。
以上、ギモン3でした。