今回は糖質オフに理解のある医師の選び方について。
最初に注意点が2つあります。
1.同じ医療機関でも、医師によって考え方が違う。
2.各リストに載っていても、実際はあまり推奨していない場合もよくある。
上記2つは、実際にそういった事例を複数、確認しています。
受診の際には、ご注意ください。
さて、現在はほとんどの医療機関に公式サイトがあります。
Webサイトに糖質オフの事が載っている場合はそれを見れば、どのように取り組まれているか分かると思います。
公式サイト以外で何かないでしょうか?
信頼できるリストを2つ紹介します。
糖質制限推進協会、提携医療機関
江部先生の糖質制限推進協会の提携医療機関。
当然、江部先生自ら提携医療機関についてはチェックされています。安心。
新しい創傷治療、湿潤治療関連の医師リスト
あとは夏井先生の医師リストです。
夏井先生のWebサイト「新しい創傷治療」にある、
「糖質制限で糖尿病治療をしている医師」です。
ちなみに夏井先生のWebサイトにこんな一節があります。
糖質オフに取り組む医師が少ない理由にもなっており納得の一節です。
===以下、引用===
「若いのに新しい治療法を学ばない医者がいるのはなぜ?」という疑問は「若い人は勉強熱心。年寄りは勉強しない」と考えるから生じます。人は若いから勉強するのでなく,勉強したい脳味噌の持ち主だから勉強するのです。年齢は関係ありません。
これは「2:6:2」の法則です。
「頭の2」は新しいもの好きで新奇なものが大好きで,常識が否定されるのはもっと大好き。新しい情報に触れると「それって面白そう」とすぐに飛びつきます。要するに尻軽人間です。現在,湿潤治療をしている医者はこのグループです。「医者全体」の2割,「30歳の医者全体」の2割,「形成外科医全体」の2割,「女性医師全体」の2割・・・と考えると分かりやすいです。
一方,「しっぽの2」は新しいものには常に懐疑的・否定的感情が先立ち,警戒心が強く,常識が否定されたり,自分の考えが否定されることに堪えられません。当然,新しい治療は頭から否定してかかります。
この医者の「2:6:2」の割合は当分替わりません。変わるのは,模様見をしていた「6」が「頭の2の方が優勢だ」と判断してそちらに付いた時です。
しかし,患者さんは違います。入江先生を受診された患者さんのように,「手術されるのは嫌」,「入院なんてできないよ」,「もっと良い治療はないの?」と考えるからです。医者は治療を変える必要性を感じなくても,患者さんは治療法を変える切実な状態に置かれているからです。
===引用、終わり===
他にはないの?
信頼できそうなのは上記2つのリストだけです。
実際には、他にも糖質オフに理解のある医師はいると思います。
また、一般の方でホームページなどから情報を見つけてリストを作っている方もいらっしゃいます。
Googleで検索などで出てくると思います。
体系的・網羅的なリストで、ある程度しっかりしたものは、上記の推進協会と夏井先生サイトくらいしかありません。
そして、まだまだ「糖質オフに反対」な医師が大半を占めます。
受診前に、よくご確認を。
また、最初の注意点2つを再掲しておきます。
1.同じ医療機関でも、医師によって考え方が違う。
2.各リストに載っていても、実際はあまり推奨していない場合もよくある。
以上、糖質オフの受診は?でした。