ケトン体のうち、
β-ヒドロキシ酪酸 (=3-ヒドロキシ酪酸、3HB)が、
癌細胞の増殖を抑える、というのは
知っている方も増えてきています。
インスリンが分泌されると
インスリンの作用で
ケトン体は減ってしまう、
というのも知っている方か増えています。
では、高血糖なのに
インスリンがあまり出ないため
高ケトンの方は
癌にとってどうでしょうか?
というのが今回のテーマ。
応用編ですね。
高インスリン・低ケトンで
癌は増えます。
インスリンの細胞増殖作用で
癌は増えます。
そして、ストッパーのケトン体が
少なければ、そのまま増えます。
逆に、
低インスリン・高ケトンでは
通常は血糖値は低い状態です。
これが癌治療には理想的です。
低インスリン
高ケトン
低めの血糖
これがベストです。
ですが、
ある種の膵臓の病気や
進んだ糖尿病では
インスリンのβ細胞が減ったり
機能が低下しているために、
血糖値が高くなっても、
インスリンを
あまり分泌できなくなります。
この場合に
低インスリン
高ケトン
高血糖
となります。
ここで思い出して下さい。
癌細胞の
エネルギー・増える材料は
糖です。
せっかく、
style=”margin: 0px; line-height: normal; font-family: Helvetica;”>低インスリン高ケトン
でも、血糖値が高ければ、
エネルギーと増える材料があるため、
癌は増えてしまいます。
癌治療の場合、
何とか
血糖値も低めにキープ
する必要があります。
このため、海外では
単にケトン体だけを見るのではなく、
血糖値との比率を見る指標があります。
Glucose Ketone Index
( GKI )
といいます。
詳細はお調べ下さい。
例えばコチラ。
以上、応用編でした。