ケトン体

外因性ケトンのギモン2、外因性ケトンで血糖値は下がる?なぜ?

外因性ケトンのギモン、シリーズの2つ目です。

 

 

 

 

質問2

外因性ケトンの摂取により、

血糖値は下がるか?

また、下がるなら「なぜ」下がるか?

 

 

 

 

答え

 

血糖値が下がる、というより

上がっていた分が

上がらなくなる可能性がある、

というのが正確な所です。

 

 

可能性、というのは

その人の体の状態次第だからです。

 

 

 

つまり、

外因性ケトン体を摂っても血糖値が下がる場合と、

下がらない場合があります。

 

生理学的に考えれば当たり前の事です。

 

 

ケトン体摂取によって血糖値が下がるのは、

糖新生によって

血糖が維持されている状態

の場合です。

 

 

 

その場合、細胞内のエネルギー不足から、

糖新生が起こり、血糖値が上がります。

 

 

 

ここに外からケトン体が入ってくれば、

ケトン体をエネルギーにすれば良いので、

糖新生は抑制されます。

 

 

 

やせている人(脂肪の蓄えがない状態)が、

食事をあまり摂らない状態だと、

この現象が起きやすいと言えます。

 

 

逆に、それ以外で血糖値を下げる、

という生理学的機序は、発見されていません。

 

 

 

ケトン体がインスリンのように

血糖値を積極的に下げる、

という仕組みはナイ(見つかっていない)

という事です。

 

 

 

まとめると、

作っていた糖を作らなくなるので、

その分だけ血糖着は上がらなくなる、

という事です。

 

 

 

 

積極的に下がる、というより、

上げている分がなくなる、という事です。

 

 

今ある血糖がどこかにいくわけではありません。

 

 

また、ギモン1の

外因性ケトンを摂るよりも

ケトン体を体内で作れるようにする事の方が

健康にとって大切

というのも再度、ご確認ください。

 

 

以上、ギモン2でした。

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。