データ・論文など

統計論文はスルー?その3「外れ値は削除できる」

統計学・統計手法は大変有用かつ重要なものです。

 

医学・医療においてはどうでしょうか?

 

色々なものが独り歩きしているのが現状です。

 

 

また、知られていない様々な事があります。

 

 

 

 

 

 

今回は、

「外れ値は削除できる」

について。

 

 

 

 

そして、実際に

外れ値は

削除されて

います。

 

 

 

 

前回の「有意差がみられた」

と同様、何か凄そうな響きですよね。

 

 

 

AとBが関係ありそうだ。

 

では、データを取ろう。

 

 

うまい具合に相関関係がありそうだ。

 

 

おや、このデータは

極端に外れているな。

 

 

では、

削除しよう

 

 

 

 

 

こういう事です。

 

 

 

自分が導きたい結論にとって

あまりに外れているデータは

統計処理では削除できます。

 

 

有名なTEDのこの講演の

3分時点でも言及されています。

 

 

 

 

統計的には

外れ値、極端値があると

平均値などが大きな影響を受けるため

上下数%を削除する、

などの様々な手法で削除されます。

 

 

 

 

そして、上記のTEDでも言及されているように、

その外れ値に

意味はないのか?

という事を考えるのは

医学・医療においても大変重要です。

 

 

やたら元気で健康な人がいたら

その健康の秘訣を知りたいとは

思いませんか?

 

 

 

平均よりも

削除された外れ値の方が

意味をもつ

事があります。

 

 

 

以上、外れ値は削除できる、についてでした。

 

 

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。