統計学・統計手法は大変有用かつ重要なものです。
医学・医療においてはどうでしょうか?
色々なものが独り歩きしているのが現状です。
また、知られていない様々な事があります。
今回は、
「外れ値は削除できる」
について。
そして、実際に
外れ値は
削除されて
います。
前回の「有意差がみられた」
と同様、何か凄そうな響きですよね。
AとBが関係ありそうだ。
では、データを取ろう。
うまい具合に相関関係がありそうだ。
おや、このデータは
極端に外れているな。
では、
削除しよう。
こういう事です。
自分が導きたい結論にとって
あまりに外れているデータは
統計処理では削除できます。
有名なTEDのこの講演の
3分時点でも言及されています。
統計的には
外れ値、極端値があると
平均値などが大きな影響を受けるため
上下数%を削除する、
などの様々な手法で削除されます。
そして、上記のTEDでも言及されているように、
その外れ値に
意味はないのか?
という事を考えるのは
医学・医療においても大変重要です。
やたら元気で健康な人がいたら
その健康の秘訣を知りたいとは
思いませんか?
平均よりも
削除された外れ値の方が
意味をもつ
事があります。
以上、外れ値は削除できる、についてでした。