既にご存知の方が多いと思われますこの話題。
一時、メディアで流れた
「糖質制限で老化!」
という話題です。
江部先生が既に書いていますが
時期をズラして再度、取り上げます。
「糖質制限 老化」
で調べると山ほど出てきます。
で、この中身をみると
マウスでの実験
が元になっています。
マウスに糖質制限させたら・・・
というものです。
ところで、
マウスが食べるものは主に
「穀類や果実」
である事はマウスを飼った事のある人なら
当然知っている事。
低脂質・低蛋白食がメインのマウスに
高脂質・高蛋白食を与えました、
という実験です。
消化・吸収も合わないですし、
代謝も合わない事でしょう。
マウスが食べているものを知っているのは
マウスを使った研究をする人なら誰でも知っている事。
それにも関わらずこのような研究結果を出す、
というのはたいへん意図的な事です。
さて、この「糖質制限で老化」と
セットにして引き合いに出される2つの研究
についても、ここでおさらいしておきましょう。
「糖質制限で死亡率上昇」
としてよく引き合いに出される2つの論文
これについても、既に江部先生が書いています。
この記事と併せて下記2記事もご参照ください。
以下、上記の江部先生ブログより。
「能登洋氏の論文に関しては
2015年02月03日 (火)
「能登氏が2013年に発表した糖質制限食批判論文は信頼度が低い」
米ハーバードの論文に関しては
2011年12月30日 (金)
「スーパー糖質制限食に発ガンのリスク」というエビデンスはない
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1929.html 」
このようにネット上では色々な情報が溢れています。
正反対の事が正しい、という情報も当たり前のように
溢れています。
情報が錯綜している場合の判断については
下記をご参照ください。
良い判断基準はないの?
どうなの?先生シリーズ
第一弾
第二弾
論文についてはコチラ。
統計論文シリーズ
その1
「有意差はちっちゃな差」
その2
「相関がみられた!」
その3
「外れ値は削除できる」
その4
「結論ありき」
その5
「論より証拠」
以上、糖質制限で老化の話題について、でした。