食事に関しては常に色々、質問を頂きます。
今回は、その中でも「よくある質問」の1つ
蛋白質の量
について。
1.カロリーは気にしない
カロリーを目安にするのは終わりにしましょう。
あれは単に
「燃やした時に
水をどれだけ温めるか」
というだけです。
メニュー表には、他の目安がないので、今後も表示されそうですが、
体重・体調管理には意味がありません。
人体は食べ物に火をつけて燃やしているのではなく、
酵素的に代謝しています。
全く違います。
2.体重の◯倍?
タンパク質量に関しては、
よく見かけるのは
体重かける◯倍
みたいなものですが、
これは
ものすごく大雑把な目安
でしかない、
という事を知っておくべきです。
人によって、体質は物凄く違います。
消化・吸収のしやすさ、その後の代謝。
運動量。
様々な要因で、タンパク質の必要量は変わります。
人によっても違いますし、
同じ人でも日々必要量は変わります。
3.ではどうやって
蛋白質量を決めたら良いの?
では、何を目安にするのか?
体重、体脂肪量、筋肉量です。
これを測定しながら、食べ物を調整していきましょう。
食べ物は
PFC量
で見ていきます。
P:プロテイン
F:ファット(脂質)
C:炭水化物
注)C=炭水化物について。英語では「炭水化物」という単語しかないので。糖質量で見ていった方が正確です。
このそれぞれの量で見ていって、調整すると良いでしょう。
体脂肪量と筋肉量は、体重計についているものでは不正確、
という問題はありますが。
かつて、医療機関に置いてあったりする
お高い機械の「InBody」でも、
CTで測った内臓脂肪と大幅にズレているのを見た事があります。
なので、体重計についている体脂肪量や筋肉量も、大雑把な目安程度に考えましょう。
以上、蛋白質量について、でした。