糖質オフライフ

蛋白質の量は?

食事に関しては常に色々、質問を頂きます。

 

 

 

 

 

今回は、その中でも「よくある質問」の1つ

蛋白質の量

について。

 

 

 

 

1.カロリーは気にしない

 

カロリーを目安にするのは終わりにしましょう。

 

あれは単に

「燃やした時に

 水をどれだけ温めるか」

というだけです。

 

 

 

メニュー表には、他の目安がないので、今後も表示されそうですが、

体重・体調管理には意味がありません。

 

 

 

人体は食べ物に火をつけて燃やしているのではなく、

酵素的に代謝しています。

 

全く違います。

 

 

 

 

 

 

2.体重の◯倍?

 

タンパク質量に関しては、

よく見かけるのは

体重かける◯倍

みたいなものですが、

これは

ものすごく大雑把な目安

でしかない、

という事を知っておくべきです。

 

 

 

人によって、体質は物凄く違います。

 

消化・吸収のしやすさ、その後の代謝。

運動量。

様々な要因で、タンパク質の必要量は変わります。

 

 

 

人によっても違いますし、

同じ人でも日々必要量は変わります。

 

 

 

 

 

 

3.ではどうやって

蛋白質量を決めたら良いの?

 

 

では、何を目安にするのか?

 

体重、体脂肪量、筋肉量です。

 

これを測定しながら、食べ物を調整していきましょう。

 

 

 

食べ物は

PFC量

で見ていきます。

 

 

 

P:プロテイン

F:ファット(脂質)

C:炭水化物

 

注)C=炭水化物について。英語では「炭水化物」という単語しかないので。糖質量で見ていった方が正確です。

 

 

このそれぞれの量で見ていって、調整すると良いでしょう。

 

 

体脂肪量と筋肉量は、体重計についているものでは不正確、

という問題はありますが。

 

かつて、医療機関に置いてあったりする

お高い機械の「InBody」でも、

CTで測った内臓脂肪と大幅にズレているのを見た事があります。

 

 

 

なので、体重計についている体脂肪量や筋肉量も、大雑把な目安程度に考えましょう。

 

 

 

以上、蛋白質量について、でした。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。