今回は「最強の花粉症対策」について。
これで、私自身も薬(常用していたアレグラやアレロック)が要らなくなり、採血でも犬・猫のアレルギーが消えました(特異的IgE検査)。
患者さんは元より、私の知り合いのドクターにも、この方法をオススメして花粉症の症状が軽くなった方がいます。
薬に頼らず100%花粉症に勝てるシンプルな「3つの戦略」。
これがその3つの戦略。
(1)高タンパク・糖質オフ
(2)ビタミンDとビタミンK
(3)ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンC、ビタミンE
なお、私自身も上記のように薬がいらなくなり、採血でもイヌ・ネコのアレルギーが消えました。
高タンパク
高タンパクとはどれくらいの事でしょうか?
これは、プロテインスコアで計算を。
また、ホエイプロテインは食べ物よりは消化吸収が高めで、効率よくタンパク質を摂取できます。
粉末で袋に入っており、常温保存が可能で、未開封なら長期間もちます。(ただし開封後ははやめに消費を)
備蓄にももってこいですね。
他が売り切れるような場合でも、ほとんど売り切れていません。
ビーレジェンド、グロング、マイプロテインなどが有名どころです。
ビーレジェンド公式
グロング公式
マイプロテイン公式
各製品はAmazonなどでも売っています。
味が付いているホエイプロテインの場合、個人的には「酸っぱい系」が飽きづらくて好みです。
現在、味付きの中で、主力で飲んでいるのはこの2つです。
とはいえ、常にドンドン変わるので本記事を執筆中の話、ではあります。
ビーレジェンドは季節限定のプロテインをよく出しますが、それは公式サイトからどうぞ。
かつて記事にした、味噌汁プロテインはすぐ売り切れていました。
なお、いつものお約束で「上記の各社との利益相反」ですが、全く何もありません。
つまり、特に何もモノやサービス等はもらっていません。
ご安心ください。
糖質オフ
「糖質オフ」とは、どれくらいオフしたら良いのでしょうか?
答えは、「できるだけオフる」、です。
花粉症やアレルギー、膠原病、各種の免疫異常の場合、糖質を摂れば摂るほど、ぶり返したり、悪化したりします。
理想は、1食の糖質5g以下の「断糖」です。
せめて、1食の糖質20g以下にはしたい所です。
それ以上の糖質量だと、あまり花粉症の改善効果は見込めません。
なお、花粉症以外の特殊な病態のない人では、「糖質摂取はゼロにしたら危険」は根拠のないウソです。
ビタミンDとビタミンK
ビタミンD3は、1日3万 IUがオススメ。ただし、必ずビタミンKも同時摂取を。
「IU」は国際単位。
ビタミンDを摂る時には、必ずビタミンKを摂取する!!
ビタミンKは、ビタミンK2のMk-7が活性が最強です。
この最強のMk-7を1日600mcg程度。
ビタミンDの過剰症とは、実は、「ビタミンK」の欠乏症です。
つまり、ビタミンKを充分摂ればビタミンDの過剰症は起こりません。
ビタミンD過剰症は、実はビタミンK欠乏症。
ビタミンKの欠乏があると、骨からカルシウムが溶け出してしまいます。
さらに、そのカルシウムは腎臓で結石を作ったりもします。
ビタミンDサプリを摂る時には、必ずビタミンKも同時に摂取を!
ビタミンDサプリを摂る時には、必ずビタミンKも同時に摂取を!
なお、国産サプリは、量がショボ過ぎてお話になりません。
なんなら質もショボいのが多い、という有様です。
海外製サプリは、iHerb(アイハーブ)がお安いです。
売り切れ時はオールスターヘルスで売ってる事があります。
また、下記の2箇所でも売っていたりします。
サプリンクス
Swanson
なお、Amazonでも売っていたりしますが、大体がお値段超高いのでオススメしません。
具体的な製品を挙げるとすぐ売り切れるので各自検索を。
最後にもう1回。
ビタミンDを摂る時には、必ずビタミンKを摂取する!!
超大切なので、さらにもう1回。
ビタミンDを摂る時には、必ずビタミンKを摂取する!!
外来で、何度も強調して説明して、紙に赤字で強調して書いて渡して・・・
そこまでしても、なお、次回の外来で「Dだけ飲んでました」という人がめっちゃいました。
危険!!
必ずビタミンKを!!!
ビタミンE
ビタミンEはどんな感じで摂ったら良いのでしょうか?
ビタミンEは8種類の型があります。
その中でも、天然型の「D-α-トコフェロール」の活性が最強です。
この、D-α-トコフェロールで、1日400〜800 IUを摂ると良いでしょう。
ついでに加齢臭も消えます。
ミックストコフェロールなどでは量が変わってきますので、ご注意下さい。
ナイアシン(ビタミンB3)
ナイアシンについては、今までも超詳しく書いていますので、それらを熟読して下さい。
ナイアシンは「最強のビタミン」です。
花粉症以外にも全身に効果があります。
それだけ、全身で使われており、さらに不足しやすいビタミンなんです。
花粉症に勝てる理由
さて、以上の対策の中で、最強なのは「ナイアシン」です。
ナイアシンがぶっちりぎりで最強です。
ナイアシンは、花粉症の症状を起こす「ヒスタミン」を出しきってしまうので症状が出なくなります。
しかし、最強に至るためには、
「高タンパク・糖質オフ」
「ビタミンEとビタミンC」
「ビタミンDとビタミンK」
が必要不可欠です。
最強(ナイアシン)へ至る道のり
タンパク質が不足していると、ナイアシン・フラッシュなどが出やすいです。
糖質オフしてないと、免疫が狂うので、ヒスタミンを出しても、出しても作ってしまってキリがない。
糖質を摂るたびに、免疫がさらに狂っていってしまいます。
ナイアシンは水溶性ビタミンです。
水溶性ビタミンは「細胞膜」がしっかりしていないと、細胞の中に入れません。
ビタミンEは細胞膜に存在し、細胞膜を正常化する作用があります。
ナイアシンがしっかり効果を発揮するためには、ビタミンEが必須です。
残る「ビタミンDとK」は、なぜいるのでしょうか?
ビタミンDは「ビタミン」と名前がついていますが、実はホルモンに近い作用を持ち、ホルモンの材料にもなります。
そして、それに関連して「免疫の正常化」の作用があります。
つまり、花粉症の根本原因の「免疫異常」を治す作用があります。
ただし、上でさんざん警告しましたように、
ビタミンDは1日1万IU以上を摂ると、ビタミンKを使い尽くしてしまい、ビタミンKの欠乏症になります。
この「ビタミンKの欠乏症」が、よくいわれる「ビタミンD過剰症」です。
「ビタミンK欠乏症」=「ビタミンD過剰症」では、骨からカルシウムが溶けて出ていってしまいます。
ビタミンK欠乏で骨からカルシウムが出ていくと、
・骨の質が下がったり、
・血液中のカルシウムが高くなりすぎたり、
・腎臓でカルシウムが石になって腎臓結石に
なったりします。
大変、危険です。
ビタミンKを充分に摂れば、「ビタミンD過剰症」にはなりません。
そして、ビタミンDを充分に摂ると免疫が正常化し、花粉症の元となる「ヒスタミン」があまり作られなくなります。
花粉症に打ち克つ時
これらの前提すべてを満たし、
「素のナイアシン」
が1日3000mgを摂れるようになった時、
花粉症は治っている事でしょう。
最低でも薬は要らなくなっている事でしょう。
以上が、100%花粉症に勝てる3つの戦略。
薬いらず、です。
繰り返しますが、
「ビタミンD3、1日3万IU」
をとるなら、
「ビタミンK2のMK-7で600mcg」
が必須。
ビタミンKも種類がめっちゃあるから、他の型では不足します。
Mk-7で摂る事が大切です。
なお、ビタミンD3、1日5000IUまでなら、Kは不要です。
ただし、その量ですと、花粉症対策としては効果弱いのでご注意。
以上、花粉症対策でした。