ケトン体

今さら訊けないケトン体の話

このブログでも何度も話題に挙げている

ケトン体。

 

その今さら訊けないケトン体について、

が今回のテーマ。

 

 

 

なお、みっちり聞きたい方はコチラ。

 

土曜教室、第3回「ケトン体」

https://www.youtube.com/playlist?list=PLDdJxtVmDGLSeARClbnO5QDa8uulEnbmS

 

 

 

 

さらに、詳しく知りたい方は

やはり宗田先生の本が最高です。

 

「選べる3冊」あります。

 

 

 

 

 

 

ネットで宗田先生の記事をチラっと読むならコチラ。

 

ダイエッター必読!ケトン体で体内エネルギーの大革命を起こせ

http://emira-t.jp/ace/1510/

 

 

 

さらに

ケトン体が

増えるスイーツ

はコチラ。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

では、まずは、基本中の基本、

ケトン体って何?!

という話から。

 

 

 

 

一言で言えば、

「アブラの代謝されたもの」

 

ただし、

一言で言い過ぎているので、

テストで書くと不正解扱いされます。

 

 

一部のアミノ酸からも作られるよ!とか

ツッコミが入ります。

 

このアミノ酸は「ケト原性アミノ酸」と呼ばれ

ロイシン、リシンなどがあります。

 

 

さて、

ケトン体と一口に言っても

その中身は3つあります。

 

 

 

アセト酢酸

 

3−ヒドロキシ酪酸

(βーヒドロキシ酪酸)

 

アセトン

 

この3つです。

 

 

上記、土曜教室のこのスライドです。

 

 

 

 

 

きちんと本物の分子モデルです。

 

アセト酢酸とアセトンは

割とシンプルな構造をしているのが

分かると思います。

 

 

このシンプルさがアダとなって

アセト酢酸は放っておくと

勝手にアセトンになってしまいます。

 

 

 

そして、アセトン

息(呼気)、汗、尿

などから勝手に揮発して

とんでいってしまいます。

 

 

 

という事で、

血液内にメインであるのは

3−ヒドロキシ酪酸

です。

 

血液中のケトン体の

7〜8割程度

この

3ーヒドロキシ酪酸

です。

 

 

 

 

では、このケトン体、

何が良いの?

というのが次に考える事。

 

 

 

 

ケトン体には、下記のような効果があります。

 

に効果が期待できる

 

炎症を抑える可能性がある

 

神経などの難病に効果が期待できる

 

認知症で認識機能の改善効果が期待できる

 

運動時のスタミナが増える

 

 

 

 

こういったメリットがあります。

 

 

それぞれについての詳細は

江部先生が書いてくれていますので

下記にリンクを貼っておきます。

 

 

<癌>

 

 

糖質制限食、ケトン食とガン治療。2015年10月。span>

2015年10月4日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3545.html

 

 

肺癌患者におけるケトン食の有用性と安全性についての検討

2015年11月4日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3579.html

 

 

スーパー糖質制限食〜ケトン食で、腫瘍マーカー低下

2014年1月11日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2820.html

 

 

「アイオワ大学+NIH」共同研究、ケトン食、肺ガン、膵臓ガン

2013年12月26日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2802.html

 

 

ケトン食でガンが消失。米CBNニュース。

2013年3月31日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2471.html

 

 

こちらは東洋経済オンラインに載った江部先生解説の記事。

 

話題の「ケトン食でがんが消える」は本当か

https://toyokeizai.net/articles/-/185139

 

 

<炎症>

 

 

ケトン体は炎症を抑制する(ネイチャー・メディスンの論文)

2015年12月16日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3626.html

 

 

ケトン体は人体において極めて有用な物質です。

2016年7月12日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3872.html

(酸化ストレス抑制、認知機能改善効果など)

 

 

ケトン体が酸化ストレスの抑制に寄与する

2013年2月12日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2416.html

 

 

<難病>

 

 

成人てんかんにも、ケトン食が適応される時代に。

2014年10月24日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3152.html

 

 

ケトン食で話せるようになった女の子

2013年8月21日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2643.html

 

 

さまざまな神経疾患に応用されるケトン食、ケトン体の効能。

2013年3月12日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2450.html

 

 

 

 

<認知機能>

 

中鎖脂肪酸を含むケトン食による高齢者の認知機能向上

2017年2月21日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4114.html

 

 

 

 

<スタミナ>

 

ケトン食とスタミナ。

2017年3月13日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-23.html

 

 

ケトン食で、オフロード自転車競技者の運動能力が向上

2014年7月16日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3032.html

 

 

こちらは「HALLOM」に江部先生が書いた記事。

 

体脂肪燃焼させたいなら糖質制限で増えるケトン体!

https://hallom.jp/2198

 

 

 

<安全性>

 

あとは、

ケトン体は危険!

という時代遅れの情報も目にすると思いますので

ケトン体は安全

というリンクも貼っておきます。

(江部先生ブログへのリンクです)

 

 

 

ケトン体の有用性と安全性に関する考察。

2017年3月12日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4132.html

 

 

生理的ケトン体上昇は安全、ケトン体は人類の日常的なエネルギー源

2014年3月29日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2907.html

日経トレンディネットの2014年3月13日

「炭水化物って、本当に悪者なの?」

に対する記事です。

 

 

宗田先生ポスター発表。ケトン体は安全。日本病態栄養学会。

2015年1月13日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3248.html

 

 

胎児新生児のケトン体は高値であり、危険なものではない!

2015年1月2日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3235.html

 

 

乳幼児の糖質制限。ケトン食のこと。

2014年12月22日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3221.html

 

 

胎児、新生児のケトン体は、今の基準値より高値が当たり前。

2014年8月12日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-en
try-3065.html

 

 

ケトン体、ケトアシドーシス、生理的ケトーシスなどについて。

2014年9月2日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3091.html

 

 

 

<病的状態>

 

当然ならが病的にケトン体が上昇する場合もあります。

 

インスリン作用が欠落している病理的ケトアシドーシスは危険

2014年2月5日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2848.html

 

 

 

 

 

<エネルギー源>

 

また、

脳はケトン体も使える

というのは基本中の基本ですね。

 

赤血球と脳のエネルギー源、ブドウ糖とケトン体。

2016年9月14日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3938.html

 

 

ケトン体は人類の日常的な主要なエネルギー源。

2015年8月30日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3503.html

 

 

ケトン体は脳のエネルギー源。ケトン体は安全。

2015年8月16日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3487.html

 

 

脳はケトン体をエネルギー源にできるのに、何故低血糖発作になる

2015年4月9日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3339.html

脳はケトン体をエネルギー源とします。

2014年2月3日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2845.html

女子栄養大学の香川靖雄先生の

「栄養と料理」2014年1月号の記事への反論です。

 

 

一見信頼できるサイトの、間違った記載について。脳、ケトン体。

2013年2月13日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2418.html

 

 

 

 

 

<ケトン臭>

 

 

ケトン体については臭いも話題になります。

 

このブログでも取り上げています。

 

糖質オフで匂いがする?!ケトン臭について

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12190159381.html

 

 

 

江部先生のブログにも当然、記事があります。

 

糖質制限食とケトン臭(アセトン臭)

2015年1月23日

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3259.html

 

 

 

以上、今さら訊けないケトン体の話、でした。

 

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。