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お問合せ「ホエイプロテインは太ったり、痩せなくなったりしますか?」
回答「条件によります。」
端的に言えば、内臓脂肪が多い人は、ホエイプロテインを摂ると痩せづらくなります。
内臓脂肪が多いと、ホエイプロテイン単独摂取した時ですら、インスリンがドバドバ出てしまうから、です。
そして、ザックリ言えば、タンパク質不足の解消、糖質オフ、筋トレが、痩せる最短コースです。
細かく言えば、その他の代謝に必要なビタミン・ミネラルの不足の解消なども必要です。
二元論からの卒業と、「条件」
そろそろ「良い・悪い」といった単純な二元論からは卒業しましょう。
「絶対に太る」や「絶対に痩せる」といった事に惑わされるのも、卒業しましょう。
さて、ホエイプロテインについても、「痩せる・痩せない」は、「条件」によります。
まず、前提となる知識として、「ホエイ(乳清)」は、糖質を含みます。(ホエイプロテインではなく、その原料・材料となるホエイの方です)
さらに、ホエイ(乳清)のタンパク質自体が、インスリン分泌を割と強く促す事も知られています。
それぞれについて、見てきましょう。
1. 糖質を減らす
ホエイプロテインに含まれる「糖質」への対策としては、ホエイプロテインの種類を変える、という方法があります。
通常お安く、あちこちで広く売られているのは、「WPC」というタイプのホエイプロテインです。
この「WPC」は、割と糖質を含みます。
そして、このタイプのホエイプロテインに含まれるタンパク質の割合(重量での)は、50〜70%程度です。
この「WPC」とは別に、もう一段階精製度合いが強い「WPI」というタイプのホエイプロテインというものがあります。
こちらは、通常、タンパク質が90%以上含まれており(ただしショボイものは80%台)、その分、糖質も少なめです。
ただし、手間暇かけて精製しているため、お値段がお高めです。
2. インスリン分泌を減らす
ホエイによるインスリン分泌を減らす方法はあります。
それは「内臓脂肪を減らす」事です。
内臓脂肪が多いタイプでBMI 25以上の肥満の方は、肥満でない方よりも、ガッツリとインスリンが分泌されます。
内臓脂肪による影響で、インスリンの効き目が落ちています(=インスリン抵抗性が高い)。
このため、内臓脂肪が多いと、タンパク質だけの摂取でもインスリンがドバドバ出る事になります。
ホエイプロテインによるインスリン分泌を減らす方法。
それは、「内臓脂肪を減らす」事です。
内臓脂肪を減らせば、ホエイプロテインによるインスリン分泌も減る。
え?だから、痩せたいんだけど?
「内臓脂肪が多い間は、ホエイでいっぱいインスリンが出る」
これは、痩せたい人にとってはジレンマです。
このため、対策としては、以下の流れになります。
肥満では、ほぼ必ずタンパク質不足がある
↓
ホエイプロテインを摂ってタンパク質不足を解消する
↓
その後、肉や卵でタンパク質を充分に摂る
このように、「健康的に体脂肪を減らす」には、最初にタンパク質不足を解消してから、痩せる方向に持っていく必要があります。
タンパク質不足を解消せずに、体重を減らそうとすると、普通にそのまま栄養不足がひどくなり、体調を崩して健康を損なう事になります。
「急がば回れ」です。
「タンパク質不足の解消」から始めるのは、一見遠回りのように思えます。
しかし、実際は「健康的に痩せる」ための「最短距離」です。
タンパク質不足の解消から始めるのが、健康的に痩せる最短コース。
最初は痩せないけど・・・
当然ながら、最初のホエイプロテインを摂っている時は、あまり痩せないか全く痩せませんが、今までの栄養不足の「ツケを払う」という状態です。
長年に渡る、今までのアナタの食生活の「ツケ」です。
世の中で常に適応される原理原則「因果応報」が、ここでも適応されます。
世の中は、「因果応報」です。
直接的に返ってくる事もあれば、間接的に返ってくる事もあります。
すぐに返ってくる事もあれば、時間が経ってから返ってくる事もあります。
分かりやすいカタチで返ってくる事もあれば、分かりにくいカタチで返ってくる事もあります。
返って来ている事に、自分で気づいていない事もよくあります。
どのような形・時期であれ、必ず返ってきます。
世の中は、「因果応報」です。
世の中は「因果応報」。
「ツケ」を払い終わって初めて、「ガッポガッポ儲ける」状態になる事が出来ます。
最初にツケを払い切ってしまいましょう。
それこそが、「最短距離」です。
当然ながら、最短距離を行くには、筋トレと糖質オフも併用しましょう。
以上、ホエイプロテインについて、でした。
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