現代日本ではリンの過剰摂取になりやすい、という割には「食品表示」で「リン」とか「リン酸塩」などは見かけない、という方も多い事でしょう。これは、「表示しなくていい」というルールがあるからです。(食品衛生法などで規定)
このため、「知らないウチにリンを過剰摂取していた」という事が起こり得ます。
「リン酸塩」は結着剤、乳化剤、酸味料、pH調整剤として使用した場合、原材料名の一括表示が認められています。つまり、これらの用途でリン酸塩を使用した際、ほとんどの場合、記載されるのは「乳化剤」や「pH調整剤」といった風に用途のみになります。
このようにリン酸塩は、食品表示に記載されていない事が多くあります。さらに、リン酸はそれぞれの食品への添加量は「定められていません」。
こういった事を知らなければ、「リン過剰」を防ごうにも、防ぎようもありません。「知る」事で、自衛の第一歩になります。