ビタミン・ミネラル

癌治療VB1の中で最強は?

今回は癌治療にベストなビタミンB1について。

 

 

いきなり結論

 

例によって前置きが長くなるので最初に結論だけ。

 

ベストのビタミンB1はコレ。
注射薬は「コカルボキシラーゼ」
経口摂取は「ベンフォ チアミン」

 

 

 

ビタミンB1は癌からの回復に必須

 

ビタミンB1は癌からの回復において必須のビタミンです。

B1なくして癌からの回復は望めません。

また不足していると乳酸アシドーシスになってしまいます。

 

B1が不足していると癌が治らない、という事です。

なぜか?順を追って説明していきましょう。

 

上記の「最強」は例によって笑って流してください。

 

 

 

色々なビタミンB1

 

さて、ビタミンB1の薬剤には色々あります。

 

ビタミンB1塩として
チアミン 塩化物塩酸塩

 

コカルボキシラーゼとして
コカルボキシラーゼ

 

ビタミンB1誘導体として
ベンフォ チアミン
フルスル チアミン
プロスル チアミン
オクト チアミン
チアミン ジスルフィド
ビスベン チアミン
セト チアミン 塩酸塩水和物

 

ズラっと並べてもサッパリかと思います。

ピンと来る人はよく勉強している人ですね。

 

ちなみに、心の中で読み上げる時は「チアミン」で区切りを入れましょう。

ビタミB1系統は大体「チアミン」の文字が入ってきます。

例えば「ベンフォチアミン」だったら「ベンフォ・チアミン」と区切って読みましょう。

 

 

ビタミンB1がしている事

 

さて、この「ビタミンB1」自体は何をしているのでしょうか?

「生体内でコカルボキシラーゼ(チアミンピロリン酸)となってピルビン酸,あるいはα-ケトグルタール酸などの脱炭酸反応の補酵素として作用する.炭水化物の代謝に不可欠のビタミンである」(治療薬マニュアル2016より)

 

最後の1文をご覧ください。

炭水化物の代謝に不可欠のビタミンである」。

なるほど、炭水化物の代謝に必須、という事ですね。

 

大切なビタミンです。

そう、ここで注目するのは、ビタミンB1は体内で「コカルボキシラーゼ」になってから作用するという点です。

 

で、「体内で変化する系」は、その段階がヤラれているときちんと変化しない、という弱点があります。

つまり、点滴の場合は、できるのであれば、最初から「コカルボキシラーゼ」を投与しておいた方がストレートに作用する、という訳です。

(内服薬の場合は、消化・吸収などがあり、また別の話になります)

 

という事で、「コカルボキシラーゼ」自体について調べると、やはり。

やはり、な訳です。

 

コカルボキシラーゼ

「コカルボキシラーゼは、付リン化の過程を経ずに直接ビタミンB1の生理作用を発現するので、糖尿病、肝障害等諸疾患で付リン化能の低下した場合の使用に適しています。」(コカルボキシラーゼのインタビューフォームより)

 

なるほど、なるほど。

やはり最後の1文をご覧ください。

糖尿病、肝障害等諸疾患で付リン化能の低下した場合の使用に適しています」。

普通のビタミンB1がきちんと変化せずに働かない、という場合がある訳です。

やはり、ですね。

 

しかも、糖尿病や肝障害という癌と併発している事が、ありがちな病気です。

メジャーな病気です。

このように、糖尿病や肝障害などでは、きちんとビタミンB1が働かない、という状況が生まれる様です。

 

つまり、癌の人では普通のビタミンB1製剤を投与しても効きがイマイチ、という事が十二分にあり得る訳です。

という事で、注射の場合は最初から「コカルボキシラーゼ」を投与するのがベスト、という事になります。

 

ちなみに内服のビタミンB1で有名なのがベンフォ チアミン

「がんの特効薬は発見済みだ!」の本で有名です。

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この本は超うっすい本なので、一瞬で読めます。

 

 

特効薬というよりは必須なものがビタミンB1ですね。

さすがにB1だけで癌を治すのは厳しい感じです。

内服のビタミンB1製剤でベストと言ったら、このベンフォチアミンでしょう。

 

で、このベンフォチアミンはなかなか良い作用を持っています。

ベンフォチアミン錠

「腸管吸収性及び組織移行性のよいB1誘導体で,VB1作用のほかに鎮痛作用,腸管運動亢進作用,副腎皮質刺激作用を示す」(治療薬マニュアル2016より)

 

ベンフォチアミンは、吸収されて体に行き渡りやすい

しかも、オマケの作用として
・鎮痛作用
・腸がよく動く
・副腎皮質を刺激する

という作用があります。

 

癌に良いですね。

癌では痛みがでます。鎮痛作用、良いですね。

癌では腸管の動きが落ちる事がよくあります。腸が良く動く、良いですね。

副腎皮質の刺激で、炎症が落ち着いたり、ストレスに身体が対応できるかもしれません。これも良いですね。

という事で保険適応のあるビタミンB1(単独の)製剤では、注射薬は「コカルボキシラーゼ」、内服薬は「ベンフォチアミン」がベストでしょう。

 

ベストのビタミンB1はコレ。
注射薬は「コカルボキシラーゼ」
経口摂取は「ベンフォ チアミン」

 

 

以上、癌治療に必須なビタミンB1について、でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
医師、アキバ水野クリニック院長。 2003年に医師免許取得(医籍登録)、2019年2月13日にアキバ水野クリニックを開設、院長となる。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 現在は、がんに対するビタミン・ケトン療法も実践中。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。