【目に入れても大丈夫なもののみ皮膚に塗っていい】
とても大切だけれど、忘れ去られてしまった皮膚科の常識。
夏井 睦先生が取り上げてくださっています。
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2024/10/16
〜以下、引用〜
【医学の話題など】
ニベアの青缶が超万能!あきらめかけていた「汚れ」がスッキリ!!試さずにはいられない♡
ニベアがすごいんじゃなくて、この世に溢れているありとあらゆるクリーム製剤(化粧品、医薬品)の主成分の合成界面活性剤が超万能なんです。試しに、病院で処方されたヒルドイドやドラッグストアで売っている保湿クリーム、あるいはあなたが毎日使っているクリーム基材の化粧品で、換気扇や台所の油汚れを落としてみて下さい。ヒルドイドソフトなら5秒で換気扇がピカピカになります。業務用洗剤に匹敵する洗浄力を持つ合成界面活性剤が大量に含まれているからです。
だから、ヒルドイドソフトを目玉に塗ると目の表面の細胞膜が溶けます。それを続ければ、見事に失明します。嘘だと思ったら、目玉にヒルドイドを塗ってみて下さい。ま、私は止めろといいますけどね。
2002年頃、東京で行われた日本臨床皮膚科学会で教育講演をしたことがありますが、講演終了後に講演を企画してくれた〇〇大学皮膚科教授は「傷の消毒も問題だが、それ以上に根が深いのが皮膚科治療で使われるクリーム基剤の外用薬だ。以前は、目に塗って安全なもののみ皮膚に塗っていい、という皮膚科業界の常識/不文律があったが、皮膚科医の世代交代によっていつの間にかそれは忘れ去られ、安全性を確認していないクリーム基剤の皮膚科治療薬が氾濫していて、それによるトラブルも起きている。とは言っても、製薬業界と皮膚科学会はズブズブの関係でそれを表立って取り上げる医者は皆無だ。君は皮膚科業界の医者でないから、この問題を正面から取り上げてほしい」と言われました。
それから22年、先生からいただいた課題はまだ忘れていません。〜以上、引用〜