その他の健康

「検査異常なし」なのに頭痛?!4つのタイプ

採血をしても、脳MRIを撮っても、結果は「異常なし」。なのに、頭痛が頻繁にしてしまう。そんなケースで多い原因は以下の3つ。

・鉄・タンパク質欠乏タイプ
・ビタミン B群不足タイプ
・糖質過剰タイプ

そして、どれにもあてはならない場合の「第4の頭痛」があります。それが
「アミノ酸タイプ(アルギニン過剰・リジン不足)」
です。これを「アミノ酸頭痛」と言う事にしました。

アミノ酸の〝代謝特性〟で頭痛になる人がいます。鉄を摂っても、ビタミンB群を摂っても、糖質をオフしても頭痛がする場合、アミノ酸タイプの頭痛の可能性があります。

⭐️この投稿で示した「アミノ酸頭痛」は、この投稿で初公表です。世界初です。これまで世界の誰も提唱してきませんでした。(=アミノ酸頭痛は、2024年10月30日に水野が世界で初めて提唱)

 

以下、サプリの例です。

 

鉄サプリの例

日本人女性は、殆どの方が鉄不足です(欧米は小麦粉に鉄添加が義務付けられていますが、日本は鉄添加無しのため)。男性でも鉄不足の母親から生まれれば、鉄不足になります。鉄不足があると、代謝が下がり、冷えやすくなります。食事で摂ろうとすると、1日に、レバー1〜3kgとか、ほうれん草や小松菜をバケツ1杯などが必要になり、現実的ではありません。ヘム鉄では、吸収率が低く、量も少なく、値段も高いため、意味がありません。キレート鉄を摂りましょう。

チュアブル錠(27mg/Tab)
NaturesPlus, チュアブル鉄、ビタミンCとハーブ配合、チェリー風味、タブレット90粒
¥1,896

 

カプセル(18mg/Cap)
NOW Foods, 鉄分, 18 mg, 120 ベジキャップ
¥1,249

 

カプセル(36mg/Cap)
NOW Foods, 鉄、成分量2倍、36mg、ベジカプセル90粒
¥1,462

 

⚠️注⚠️
女性の場合はタンパク質のため36mgカプセルで胃部不快になりがちです。その場合は、27mgや18mgのものを選び、少量から開始しましょう。そして、肉・卵を増やし、少量からホエイプロテインを「朝と夕」に摂りましょう。ホエイプロテインは毎日必ず、「朝と夕」に摂るのがポイントです)

おおまかな目安は以下のようです。
生理のある女性:1日2つ(18mgカプセルは1日4カプセル)。閉経までずっと。
男性:1日2つ、3ヶ月で終了。

当然ながら、鉄不足が強い、出血性の病気がある、肝障害がある、などの場合には量を調整したり、やめる必要があります。特に、女性の場合、子宮筋腫、子宮内膜、卵巣嚢腫などがあると鉄欠乏が強い傾向があります。その場合には、適宜、量を調整する必要があります。

詳しくは、こちらをご参照ください。

「鉄と鉄不足のまとめ(医師水野のブログ)」

鉄と鉄不足のまとめ今まで色々と書いてきた「鉄と鉄不足」について、ここでまとめておきます。 鉄不足があると、以下のような事が起きます(詳細は、「なんで...

 

プロテインの例

不足しがちなタンパク質。そのタンパク質の摂取にはホエイプロテインが有効です。1日2回、朝と夕の食前に摂るといいでしょう(食後だと満腹で飲めない)。また、痩せている人は付属スプーン1/4〜1/2などの少量で、とにかく朝夕の1日2回を摂り続けましょう。1年経つとスプーン1杯の量が飲めるようになります。

山本義徳先生が監修している高品質のホエイプロテイン(プレーン)なら以下のものがあります。

VALX バルクス ホエイ プロテイン WPI パーフェクト Produced by 山本義徳 1kg プレーン味 タンパク質含有量96.4% (40食分)
¥6,278 (6,780 税込)

また、人工甘味料ゼロで〝味付き〟のものでは、「ウルトラ」というシリーズのものがあります。

ULTORA ウルトラ ホエイプロテイン 抹茶ラテ風味 450g 人工甘味料不使用 国産
¥3,417 (3,690 税込)

 

 

ビタミンB群サプリの例

 

(1)1カプセルがB33相当で胃に優しく調節しやすいタイプ。

Solaray, メガB-ストレス、徐放性、120ベジカプセル
¥3,357
1日1〜4カプセル。

 

(2)さらに微調整したい場合には、B24相当(B1で24mg含有)のコレ。

California Gold Nutrition, ビタミンB複合体、必須ビタミンB複合体、ベジカプセル60粒
¥1,599
1日2〜4カプセル。

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。