元気が出る白い粉、タイプ2-記事2/3
<なぜ合わないの?>
例えば、アルギニンで頭痛が起きる人がいます。このアルギニンは血管拡張に関係します。このため、アルギニン過多の人がアルギニンを摂ると、さらに異常な血管拡張が起き、頭痛につながると考えています。この部分は、世界でも殆ど、研究されていません。「アミノ酸による頭痛がある」という考えすら、殆ど知られていません。
<なぜグルタミン・アルギニンは似た扱いなの?>
グルタミンとアルギニンは、どちらも「糖原性アミノ酸」というタイプのアミノ酸です。グルタミンとアルギニンは、どちらも「糖新生」というタンパク質から糖を作り出す代謝経路にあるアミノ酸に代謝されるからです。
また、グルタミンは代謝され、グルタミン酸になります。アルギニンも代謝されてグルタミン酸になります。このため、今回の話では、似た扱いになります。
一方で、リジンは「ケト原性アミノ酸」というタイプのアミノ酸です。ケトン体にしかならない、というタイプです。
参考:代謝経路の図