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元気が出る白い粉、タイプ2-記事2/3

元気が出る白い粉、タイプ2-記事2/3

<なぜ合わないの?>
例えば、アルギニンで頭痛が起きる人がいます。このアルギニンは血管拡張に関係します。このため、アルギニン過多の人がアルギニンを摂ると、さらに異常な血管拡張が起き、頭痛につながると考えています。この部分は、世界でも殆ど、研究されていません。「アミノ酸による頭痛がある」という考えすら、殆ど知られていません。

<なぜグルタミン・アルギニンは似た扱いなの?>
グルタミンとアルギニンは、どちらも「糖原性アミノ酸」というタイプのアミノ酸です。グルタミンとアルギニンは、どちらも「糖新生」というタンパク質から糖を作り出す代謝経路にあるアミノ酸に代謝されるからです。

また、グルタミンは代謝され、グルタミン酸になります。アルギニンも代謝されてグルタミン酸になります。このため、今回の話では、似た扱いになります。

一方で、リジンは「ケト原性アミノ酸」というタイプのアミノ酸です。ケトン体にしかならない、というタイプです。

参考:代謝経路の図

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。