癌、ビタミン・ケトン療法

癌にかかってる間の鉄投与は?-1/3

【癌にかかってる間の鉄投与は?】-1/3
・鉄不足があると糖質を摂りたくなる→糖質で癌が悪化
・癌(特に腺癌)の人の多くは鉄不足の状態
という事なので、「癌になったら鉄を摂るべき?」と考えるかもしれません。

ですが、そう単純にいかない理由があります。その結果、多くの場合で、癌に〝既に〟なっている状態では、鉄投与が出来ません。大きな理由は 3つ。

理由1:現在の鉄不足が評価不能
癌があるとフェリチン値(貯蔵鉄の目安)が、癌で上がってしまうので、正確な体内の鉄の量が分からない

このために、どれだけ鉄を投与したらいいののか?どれだけ体内の鉄が増えたのか?などが分かりにくくなります。そのため、鉄の投与量や投与期間をどうやって決めるのか、決めたのか?という話になります。

このように、癌に〝既に〟かかっている状態の鉄投与は、間違った鉄の「常識」に囚われていない熟練の医師の元で、かつ、「限られた条件」でしか行えません。ただし、その「限られた条件」下であれば、鉄の投与が癌の改善に役立ちます。

 

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ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。