【癌にかかってる間の鉄投与は?】-2/3
・鉄不足があると糖質を摂りたくなる→糖質で癌が悪化
・癌(特に腺癌)の人の多くは鉄不足の状態
という事なので、「癌になったら鉄を摂るべき?」と考えるかもしれません。
ですが、そう単純にいかない理由があります。その結果、多くの場合で、癌に〝既に〟なっている状態では、鉄投与が出来ません。大きな理由は3つ。
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理由2:鉄不足悪化のリスク
鉄を補充すると出血がかえって増える場合がある(鉄不足が悪化)
貧血気味の所に血液が作られる事で、かえって出血が増える場合があります。すると、鉄不足はむしろ悪化してしまいます。止血剤を併用できる状況なら良いのですが、脳や心臓の血管が詰まり気味だったりすると止血剤が使えません。鉄投与で、むしろ体内の鉄が減ってしまう、という状況があります。
このように、癌に〝既に〟かかっている状態の鉄投与は、間違った鉄の「常識」に囚われていない熟練の医師の元で、かつ、「限られた条件」でしか行えません。ただし、その「限られた条件」下であれば、鉄の投与が癌の改善に役立ちます。