【〝巻き爪〟は腫れないし痛くない!】
痛い・腫れる・化膿する、は、「巻き爪」ではありません。それは「陥入爪」です。
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痛い・腫れる・化膿する、は、「陥入爪」。「巻き爪」は殆ど化膿しない。
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以下、湿潤療法の開祖、「夏井 睦」先生のサイトから引用です。
〜〜以下、引用〜〜
巻き爪(pincer nail)の治療
陥入爪(incurved nail, ingrown nail)と巻き爪(pincer nail)は全く別の疾患であり,両者は厳密に区別されるべきなのだが,医者でも病名を間違って使っていることが多い。両者の違いは次のとおりである。
(1)陥入爪(ingrown nail)
爪の外側が内側に曲がっている。通常,深爪をした後に化膿するが,爪が伸びてしまうと化膿することは少ない。私はテーピングと爪ヤスリで治療している。ほとんどの例で手術は不要である。これを「巻き爪」と呼ぶ人が多いが,もちろん誤用である。(2)巻き爪(pincer nail)
爪全体が丸く丸まっている。化膿することはまれである。つまり「陥入爪は爪が曲がっているから化膿するのだ」という説明が嘘であることが分る。末節骨の先端が突出していることが多い。これが原因と説明されることが多い。つまり,爪の病気でなく末節骨の病変ではないかという気がするが,私にはよくわからない。
次のような高度な変形例になると,これはもう手術するしかないと思う。第1例目くらいになると形状記憶合金や超弾性ワイヤーでも爪の形を修正するのは無理でしょう。痛みがある場合には手術が必要だが,痛みがなく爪の変形だけの場合には治療は不要である。
〜〜以上、引用〜〜