考え方

糖質オフの勧め方

今回は糖質オフの勧め方について。

 

最初に結論

 

結論から言えば、

最も有効な糖質オフの勧め方は
糖質オフを勧めない、という事。

これに尽きます。

 

 

逆の立場になってみれば・・・

 

あれ?と思う方もいるかもしれません。
当然、と思う方は、もうご存知の方ですね。

まずこう言われたらどうでしょうか?
「糖質オフやってみなよ〜。絶対やったほうが良いって。コメ・メン・パンとか抜くだけだよ。」

ありがちですね。

では、上記のセリフを聞いて、どうでしょうか?

糖質オフする気になりますか?

普通の方は「主食抜くなんて無理無理」で終了です。

さらにグイグイっと
「えー、やんないなんて損だよ。やった方が良いって〜。」
などとさらに勧めた場合には、

相手からは、さらにドン引きされます。

 

相手からきかれてもいないのに
糖質オフを勧めてしまえばドン引きされます。

 

 

こういう事を言われたら?

 

では、これならどうでしょうか?

「最近、13kgやせたんだ〜。ついにメタボを脱したよ〜。体も超軽いよ!」

「え!?それ何て方法?」と訊きたくなりませんか?

コレです、コレ。

 

前の「勧めちゃってる」言い方では、
糖質オフをストレートに勧めてしまっています。
そしてドン引きされます。

相手はきく態勢には無いのに、勧めてしまっています。

次の会話では糖質オフを勧めていません。
ただ糖質オフの効果について言っているだけです。

勧めていないのに、相手からきく態勢を引き出しています。

そう、糖質オフについて勧めない方が、興味を引くのです。

ただ、良い点・良い効果・メリット等を語れば良いのです。

という事で1番目のポイント。

 

ポイント1
糖質オフを広げたいなら、糖質オフを勧めない
糖質オフのメリットについて話せば良い

 

 

ヒトは聞きたい事だけを聞く

 

とはいえ、メリットについて話していても
相手がノッてこない事もあるでしょう。
よくあるでしょう。

むしろ、ほとんどノッてきません

その場合は他の方法でもノッてきません
まだ、タイミングではないのです。
物事にはタイミングというものがあります。
相手には相手のタイミングがあります。

人間とは見たいものだけを見て、
聞きたい事だけを聞きます。

その気がない相手には、
その気が出てくるまで勧めてはいけません。

その気がない相手に勧めてしまうと
拒否感が強くなり、次第に
「もうその話をしないで!」
と言われて、アレルギー反応のような強い拒絶をされるようになります。

そうなってしまうと聞く態勢になる事は無くなってしまいます。

 

聞く気がない相手に勧めると逆効果
強いアレルギー反応を示すようになってしまう。

 

 

一番良い勧め方

 

それでも、事あるごとに効能効果をつぶやいてみましょう。

ボディーブローのように効果が蓄積して、ある日突然「糖質オフしてみる!」とか言い始めます。

という事で、
勧めないのが一番の勧めです。

 

勧めないのが一番の勧め

 

糖質オフの場合はスリムになって、若返ります。

ですので、何も言わなくても「なんで?どして?」と聞かれます。

アナタが糖質オフを実践して効果を示す事も宣伝になります

 

糖質オフの効果は我が身で示す

 

 

 

本を読め、というのは・・・

 

相手が糖質オフをする気になったら、
すぐに「本を読め」を連呼する方がいます。

 

ありがちですが、最初の一歩で相手のハードルを上げすぎです。
せっかくノッてきたのが、またドン引きされる可能性があります。

いきなり本を読める方は読書の習慣がある方だけです。

 

本を読んでくれるのは、知的レベルが高く読書家の人のみ。
普通の人は読まない

 

まずは充分に興味を引かせてからにしましょう。
ノッてきたら本を読んでもらう方が良いでしょう。

もちろん、最終的にはやはり本は読んだ方が理解が深まりますので。

 

興味をさらに引かせてから、きちんと勉強してもらいましょう。

 

講演会などは、テンション上がる効果があります。

タイミング等があれば、実際に行ってみるのも良いと思います。

その後だったら本も読んでくれる確率が上がります。

 

今なら、動画なども気軽に見られて良いでしょう。

 

 

糖質オフ初期に適した動画

 

糖質オフ初期に見ると理解が深まる感じの動画を
4つほど、挙げておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大切なのは批判しない事

 

ポイント2

そして一番大切なのは、批判しない、という事です。

 

そして一番大切なのは、相手を批判しない事

 

これは、直接言わなくても雰囲気・意図するだけでも相手には伝わってしまいます。

 

「批判なんてしてない!」と本人は思っていても、
外からみれば「それ充分、イヤミっぽいでしょ」という事が多々あります。

直接批判を言っていないくても、
そういうイヤミっぽい感じだけでもNGです。

 

 

「なんで?」「どうして?」をやめる

 

批判しない、というのは
上記の「勧めないことが一番のススメ」ともすこし重複します。

 

勧めた時に、すぐに「やってみよう」となる事はあまりありません。

すると相手を責めたくなります

「こんな良い方法なのに、なんで?」という心の動きです。

「なんで?」と思ったら、すでに相手を責めている兆候です。

 

「なんで?」と思ったら、既に相手を責め始めている

 

自分の心の動きにも注意しましょう。

 

「なんで?」「どうして?」は、相手を責める言葉です。

自分の言動を省みる事がなくなる言葉です。

対立を生み出します

そして、相手のせいにしているので、自分には何の改善も見られなくなります

 

「だったらこうしてみよう」に変えましょう。

相手を責めるのではなく、自分の行動を変えていきましょう。

相手は直接変えられません

一方で、自分の言動なら変えられます

 

「なんで?」「どうして?」を
「だったらこうしてみよう」に変える。

 

家族の会話、子供のしつけ、職場での会話でも同じですね。

責められると相手もそれに反応します。

作用と反作用です。
因果応報です。

 

ゴリ押ししようとすると立派な反糖質オフ派のできあがりです。
コメは絶対に必要!と凝り固まってしまいます

批判する、責めるというのは無駄なコミュニケーションです。

ただ、何も良くならない、場の雰囲気が暗くなる、というだけでなく、
相手を批判する、責める、という事は、必ずその反動を生みます。

つまり、自分が何かしたい時に足を引っ張られるという事です。

敵ではなく、味方を作りましょう。

それには
批判しない事が一番です。

 

 

認めた上で、ちょっと変える

 

よく見かけます。
「あの医師は糖質オフの事を理解してくれない」
「いつも勧めているのに、ちっとも糖質オフをしない」
「古い治療の犠牲になった」

とても気持ちは分かります。
わたしもしょっちゅう頭をよぎる考えです。

こういう気持ちを持ち続けるという事は、敵を増やすだけです。
自分が糖質オフをする時に、反対してくる人を増やすだけです。
さらには、怒りで自分の身をも、焦がしてしまいます。

色々と頭によぎってしまうのはいいんです

考えないようにすると、余計にその事を考えてしまうのが人間です。

 

自分の頭に浮かぶ事を「否定しない」。
よぎったからってそれがアナタの本質という訳ではない

考えがよぎる事を認めた上で、少し変える。

 

よぎる考えはそのまま認め、
その上で、ちょっと見方を変えれば良いのです。

 

「医師は理解してくれなかったけど、自分で気付けた。良かった」
「勧め方について勉強する良い機会になった」
「よい治療方法を広めてくれる先生もいる。希望が持てた」

ほんの少し考え方を変えるだけです。

 

人生は考え方1つで大きく変わります。

 

批判は無駄なコミュニケーションです。
批判するのが良いというのは思い込みです。
自分で自分のやりたい事への障害を作っているだけです。

思い出すとイライラする事もあったかもしれません。
忘れましょう。
前に進みましょう。

味方を増やしましょう。
すると物事はするすると進みます。
助けてくれる人がまわりに集まってきます。

批判せずに、良い点を言う

コレです。

 

批判せずに、良い点を言う

 

以前のこの記事もご参考に。

引き算のススメ「引く事で得る」今回は引き算の考え方について。 これは2015年に書いた「引き算の考え方」を書き直した記事です。 4年経った今(20...

 

 

以上、糖質オフの勧め方でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
医師、アキバ水野クリニック院長。 2003年に医師免許取得(医籍登録)、2019年2月13日にアキバ水野クリニックを開設、院長となる。 両親とも糖尿病家系だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 現在は、がんに対するビタミン・ケトン療法も実践中。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。