今回は中鎖・長鎖脂肪酸とケトン体について。
脂質の種類とケトン体の変化について書きます。
中鎖脂肪酸
ココナッツオイル、MCTオイルという脂質があります。
ココナッツオイルは、名前の通りココナッツから作られるオイル。
ココナッツオイルには、約60%の中鎖脂肪酸を含みます。
MCTオイルは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)オイルというものです。
ココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけを集めて作られます。
MCTは100%中鎖脂肪酸という事です。
この中鎖脂肪酸の特色は「代謝が速い」という事です。
通常の油脂、長鎖脂肪酸は摂取して5〜6時間後にエネルギーになってきます。
一方、中鎖脂肪酸は摂取して3〜4時間でエネルギーのピークとなります。
その分、分解も速く、10時間以内にほとんどが分解されます。
よくこの論文が引用されます。
Furman. R.H. Medium Chain Triglycerides, University Pa press(1968)
中鎖脂肪酸に関しては日清オイリオのサイトが分かりやすくまとまっています。
日清オイリオ「中鎖脂肪酸サロン」
長鎖脂肪酸
普通の油脂には、長鎖脂肪酸が含まれます。
こちらは上記のように、中鎖脂肪酸に比べてゆっくりとエネルギーとなります。
その分、長時間エネルギーとなりますので、エネルギーを持続させたい時には長鎖脂肪酸がお勧めです。
特に動物性脂質の「バター」や「ラード」などが身につきやすくお勧めです。
以上、サラッとケトン体と脂質について、でした。