ケトン体

カルニチンは超重要

知ってる人は知ってる、カルニチン。

 

癌治療にとても大切なカルニチン。癌末期でも体重減少を防ぐ可能性があります。

(長鎖脂肪酸から)ケトン体を作る時にも必須なカルニチン。

高齢者も不足しがちで、大切なカルニチン。

高ケトンにしたり、ビタミンCを使う治療においては「要(かなめ)」となるアミノ酸です。

 

 

 

カルニチンの詳しい働き

 

 

薬について一番詳しく載っているのがこの「インタビューフォーム」です。

 

インタビューフォーム自体についてはコチラを。

薬の副作用を調べる方法今回は薬の副作用の調べ方について。 意外と一般の人は知らない、 薬の副作用の調べ方について説明。 添付文書に載ってる ...

 

 

そして、カルニチンについてもこの「インタビューフォーム」を読むと、とっても参考になります。

エルカルチンFF静注1000mg、インタビューフォーム

p7より。

「 1.開発の経緯

エルカルチンFF 静注1000 mg(以下本剤とする)は、レボカルニチン(Levocarnitine)を有効成分とする静脈内投与用の注射剤である。

レボカルニチンは、食事による摂取と、生体内での生合成により供給される生体内物質で、長鎖脂肪酸のミトコンドリアマトリックス内への輸送TCA 回路や尿素回路などの代謝に重要な遊離CoA プールの維持更に細胞毒であるアシル化合物をカルニチンエステルとして細胞内より除去し尿中へ排泄する役割を有する。

細胞内のカルニチンが欠乏すると、カルニチンの機能が不十分となり肝臓、脳、骨格筋、心筋など種々の臓器で異常が生じ、重篤なカルニチン欠乏症では、低血糖発作による昏睡など生命を脅かす臨床症状を呈し、重篤で不可逆的な臓器障害をきたす。

(中略)

外国においては、米国、英国、独国及び仏国を含め、世界30 ヵ国以上で承認されている(2012 年7 月現在)。」

といった所です。

 

エネルギーを作る部分の代謝に関わっていますし、さらにデトックス作用も持っています。

そこらへんのインチキ商品の「デトックス」ではなく、カルニチンのデトックス作用は正真正銘のデトックス作用です。凄い。

カルニチンがいかに重要なものか分かったかと思います。

 

不足すると命に関わるよ?(生命を脅かす臨床症状
しかも治療しても戻らないよ?(不可逆的な臓器障害
とハッキリ書いてあります。

ここまでしっかり書いてあるのも、珍しいくらいに書いてあります。

書いた方のカルニチンに対する熱意が伝わってくるようです。

という事で不足すると一大事になるのが、このカルニチン。

 

 

食事が摂れない人にも必要なカルニチン

 

当然、カルニチンは、食事を摂れない方にも必要な栄養素。

しかも、食べられなくて弱っているような方が不足しがち。

ですので、癌末期などの状態で「食べられない!」という段階でも、このカルニチンは非常に大切な栄養素です。

 

ちなみに、用法・用量は、こんな感じです。

「用法及び用量

通常、レボカルニチンとして1回体重1kgあたり50mgを3~6時間ごとに、緩徐に静注(2~3分)又は点滴静注する。

なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日の最大投与量は体重1kgあたり300mgとする。

血液透析に伴うカルニチン欠乏症に対しては、通常、レボカルニチンとして体重1kgあたり10~20mgを透析終了時に、透析回路静脈側に注入(静注)する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。」

 

ただし、このカルニチンの「薬品」は保険適用がかなり厳しめで、あまり保険が通りません。

なので、病院で保険が効く感じで処方してもらうのは難しい薬剤です。

 

幸い、カルニチンはサプリメントで各種売っていますので、入手はしやすいですね。

成人なら1日1000mg〜3000mg程度がひとつの目安です。

自分に合う量を摂取すると良いでしょう。

 

以上、カルニチンは超重要でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
医師、アキバ水野クリニック院長。 2003年に医師免許取得(医籍登録)、2019年2月13日にアキバ水野クリニックを開設、院長となる。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 現在は、がんに対するビタミン・ケトン療法も実践中。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。