考え方

医師への質問は法律違反?

医師に対する質問は「法律違反」になるのでしょうか?

結論から言えば、「質問者側」は法律違反にはなりません。

「答える医師」が法律違反に問われる場合があります

医師にとって大変迷惑なのでネットでの「私は〜ですか?〜した方がいいですか?」という質問はやめましょう

医師にとって大変迷惑なのでネットでの「私は〜ですか?〜した方がいいですか?」という質問はやめましょう。

 

 

 

最初に結論

 

 

最初に結論3つです。

結論1:「質問者」は法律違反とならず、「答える医師」が法律違反となる可能性があります。

 

結論2:「無診察」の方からの「私は〜ですか?〜すべきですか?」という質問全般に、医師は答えられません。

 

結論3:医師にネットで「私は〜ですか?〜した方がいいですか?」という質問はやめましょう。医師にとって大変迷惑です。

 

 

 

 

内容の解説

 

以下、説明します。

医師法の第20条が該当する法律部分です。

第二十条 医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。」

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC0000000201&openerCode=1

これを見れば分かる通り、質問に答える場合に、「診察した事がない者」に対して医師が「診断」や「治療」をした場合に、医師法20条違反となります。

質問した側は法律違反にはなりません

 

また診察していれば、「診断」や「治療」は違法とはなりません

逆にいえば、「診断」や「治療」をしない範囲に関しては答える事ができます。

つまり「一般論」の範囲では答えられます

 

しかしながら、「あなた固有の問題」には答えられません

というのも、「あなた固有の問題」に答える時にどうしても、「診断」的な事や、「治療」的な事に言及せざるを得ず、あなた固有の問題に答えると、答えた医師は、医師法20条違反となります。

 

医師は診察した事のないあなたに対して、ネットで「あなた固有の問題」には答えられない。

 

 

 

 

まとめ

 

まとめると、「無診察」の方からの「私は〜ですか?」という質問全般に、医師は答えられません

あなたを診察していないので。

 

答える時にどうしても、「診断」的な事や、「治療」的な事に言及せざるを得ず、あなた固有の問題に答えると、答えた医師は、医師法20条違反となります。

 

 

 

遠隔診療は?

 

なお、「遠隔診療」というものがありますが、保険診療にせよ、自由診療にせよ、「初回は必ず会って対面での診察」が義務付けられています。

この「初回は会って診察」保健所にも直接確認しました

つまり「会って診察した事のない方」に関して、「遠隔診療」は成り立ちません

 

 

 

医師ではない者が答える場合は?

 

なお、医師でない者が「診断」や「治療」をした場合には、そもそも無資格なので医師法17条違反となります。

医師法の第17条
「第十七条 医師でなければ、医業をなしてはならない」

 

医師ではない一般の方が質問に答える場合は、ご注意ください

 

医師でないものが「診断」や「治療」をした場合には、医師法17条違反

 

 

 

看護師は?

 

なお、看護師でも「診断」や「治療」は基本的にはできません

看護師は、あくまで医師の指示(包括的指示を含む)に従っての治療行為は認められているのみです。

 

 

 

質問しているウチは身につかない

 

「初歩的な事」「調べれば分かる事」を質問しているウチは、身につきません。

逆に、「自分で調べる」事をすれば、する程、どんどん知識が身についていきます

下記をよくお読み下さい。

 

「どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか – 原価のある、時間」

 

「友達や知り合いの『プロ』に無償(タダ)で仕事を頼んではイケナイ理由」
「やってあげたい人には、こちらから言います」
「『ちょっと』とか『適当』は存在しない」
「利点があれば、タダでもやります」

 

「技術を習得した人に無償で仕事を依頼するのはその人が努力した価値を下げているのと同じ」
「どんなに値段が安くても、タダでもプロは適当に仕事をしません。」

 

「自分で、調べるより聞いたほうが早いと思っている」
「人の気持ちに割と鈍感」
「あまり重要でないことを聞いてくる」

 

「考えることを放棄しているような質問はダメだよ」
「答える側の”時間”について考えたことある?」
「楽をするためにすぐ質問してない?」

 

「“調べる力”の有無が、格差拡大の原因になるかも!?」
「調べるきっかけとなる「基礎知識」が欠如している」
「一人で仕事をしたり任されたりした経験に乏しく(中略)「調べる習慣」が身についていない。」

 

「質問攻めにあって気持ちがいい人っているんでしょか?」
「自分にとってデメリットしかない聞き方」
「まずは、考えよう。そして調べよう。」

 

「調べないで聞いてくる」
「そしてバカになっていく」

 

以上、医師への質問について、でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
医師、アキバ水野クリニック院長。 2003年に医師免許取得(医籍登録)、2019年2月13日にアキバ水野クリニックを開設、院長となる。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 現在は、がんに対するビタミン・ケトン療法も実践中。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。