反応性低血糖は急にインスリンが効くので
低血糖になるのか?
この問いは前提が間違っています。
急にインスリンが効くのではなく、
急にインスリンが分泌されるため、
低血糖になるます。
その1
血中インスリンが例えば、食後30分の段階でIRI値でいうと20〜30程度であっても血糖値が高ければ、インスリン抵抗性があります。通常は、IRI 20〜30くらいあれば、血糖値は下がります。
インスリン抵抗性のために、IRI 20程度では効きがイマイチです。
その2
1時間してやっと本格的にインスリンが出始めます。IRIが100近くや、100以上の場合はかなりのインスリン分泌量です。
これはインスリン抵抗性とともに、インスリンの「初期追加分泌の遅れ」もあるためです。
追加分泌には、初期追加分泌と後期追加分泌があります。
つまり、そういう状態であれば、インスリンの抵抗性とともに、インスリン分泌能も落ち始めています。
その3
つまりインスリンの効いてなさっぷり(インスリン抵抗性)は一定です。
遅れて大量にインスリンが「後期追加分泌」で追加分泌されるため、遅れて低血糖になります。