糖尿病

糖質オフ・スプラタスト療法は小児でも可能か?

今回はタイトル通り

「糖質オフ・スプラタスト療法は小児でも可能か?」

という事について。

 

まず、

糖質オフ・スプラタスト療法についてはコチラ。

 

 

糖尿病や甲状腺疾患、リウマチなどの

各種抗体を減らしたり消したりする治療法です。

 

 

まず、薬には保険適用があり、

それ以外の使い方では保険適用外となります。

つまり、保険が効かず、

自由診療になります。

その場合、医療機関や薬局が独自に

価格を設定します。

このため、自由診療の場合は

一律でいくら、というものがありません。。

 

 

スプラタスト自体は、

ドライシロップもあり、

ドライシロップでも

「気管支喘息」

の保険適用があります。 

 

ドライシロップがあり

小児用の用法用量があるため

基本的には小児も飲める成分

という事です。

 

ただし、糖質オフ・スプラタスト療法は、

常用量の「倍量」を年単位で飲み続ける治療法です。

 

 

 

小児での倍量年単位内服は安全性が未確立です。 

 

 

更にドライシロップは「適宜増減」ができますが、

1日300mgが上限です。

 

 

実際にドライシロップで600mgを処方した事も

ありましたが、

バッサリと保険が切られました。

 

 

 

一方で、

カプセルでは300mgの上限がないので

600mgまでは保険が通る場合が多いです。

 

 

カプセルの保険適応は

気管支喘息の他に、

アトピー性皮膚炎、

アレルギー性鼻炎、

があり、この疾患がある場合には

保険適応でスプラタストが処方できます。

 

 

という事で、実際には診療した医師の裁量があるので、

かかっている医師に相談しましょう。

 

以上、糖質オフ・スプラタスト療法と小児について、でした。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。