糖尿病

高タンパク食がヤバい場合。

糖質オフったらヤバい人については書いたが、

高タンパク食がヤバい人もいる。

 

 

やはり

どんな人にも大丈夫な

食事というのは無い

 

 

 

それは、

インスリン分泌が「ギリギリ」の人。

 

その人が高タンパク食をするとヤバい。

 

 

 

 

インスリン分泌がギリギリの人が高タンパク食をすると、

インスリンが不足し、

代謝全体が崩れる場合がある。

 

 

 

血糖値があがり、

肉や卵などが食べられなくなり、

糖質しか摂れなくなる

 

 

 

その頃には身体が酸性に傾く

「アシドーシス」

の状態になる。

 

さらにダルくなり、フラフラになり、食欲が無くなる。

 

 

 

そこまでアシドーシスが進んでしまうと、

入院して

「ブドウ糖+インスリン」

という避けたかった点滴をしないと回復しなくなる。

 

救急車を呼ぶレベルになる。

 

 

 

なお、この点滴には、

カリウム、ビタミンB群、重炭酸(メイロン)

などを追加する事がある。

 

 

 

 

他に高タンパク食がヤバい場合は、

糖尿病から

腎不全に

「既になっている」場合

 

 

 

特に透析レベルでは高タンパクが

最後のトドメになる事がある。

 

 

動脈硬化が著明な場合に糖質オフで血管が詰まるのに似ている。

 

病気が進みすぎていると、普通は治療になる事が、トドメになる場合がある。

 

 

 

 

 

高タンパク食がヤバい場合のまとめ

・インスリン分泌がギリギリの場合

・糖尿病から腎不全になり透析レベルの場合

 

 

以上、まとめました。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。