肥満は栄養失調

満腹ホルモンって聞いたことある?えっ?!

「肥満は栄養失調」の流れで、

今回は「レプチン」について。

 

 

「レプチン」はいわゆる「満腹ホルモン」。

レプチンが分泌されると満腹感を感じる。

なので、通称、満腹ホルモン。

 

 

「レプチン」は満腹を感じて、痩せやすくなるホルモン。

ギリシャ語の「痩せる」が語源。

1994年にフリードマン達が発見。

そう、割と最近見つかったホルモン。

 

 

 

「レプチン」は何と「脂肪細胞」から分泌される。

アブラを溜め込んでいるアノ細胞です。

 

レプチンが血液にのって脳の視床下部に届くと「満腹感」を引き起こす。

 

 

 

「レプチン」は他にも交感神経に作用する。

そして、脂肪の蓄積を抑え、エネルギー消費を増やす

まさに「痩せる」ホルモン

 

 

 

 

 

で、「え?」ってなる事と思う。

 

 

 

「脂肪細胞から分泌されるなら、

肥満だったら超分泌されてんじゃん?」

 

 

「したら、痩せるじゃん?」

 

 

 

と。

 

 

 

そう、ここまでの説明を見たら

「肥満ならレプチンいっぱいで痩せる」

と思う事だろう。

 

 

しかし、そこが人体の精妙さ。

 

肥満では「異常」が起きている。

 

まぁ、異常というか調節みたいな。

 

 

次回は、

痩せるホルモンがいっぱいなのに痩せないって

どういう事?!

について書いていく。

 

ヤレヤレですね。

 

 

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。