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日焼け対策
「日焼け止めを塗らないと、肌が厳しい」
多くの方が、この状態です。
そして、これは「遺伝」で決まっている、と言われています。
しかし、それが間違っていたらどうでしょうか?
「日焼け止めを塗らないと、肌が厳しい」という事自体が、既に栄養不足だとしたらどうでしょうか?
太陽光のメリット
「陽の光を浴びる」と聞いて思い出すのは、そのデメリットでしょう。
典型的なのは「皮膚癌」です。
他にも、シミ、ソバカス、肌の老化などなど・・・。
しかし、太陽光には、それを超えるメリットがあります。
太陽光に当たるのは、様々なメリットがあります。
免疫の正常化、血管狭窄の予防、うつ病改善・予防、など・・・。
そして、人体は「太陽光に当たる」事を前提としてシステムになっています。
人体は太陽光に当たる前提のシステム
「日焼け止めを塗り続ける」というのは、むしろデメリットの多い選択です。
とはいえ、山の上や、海などで紫外線が激強くて、皮膚が痛くなりそうな時に日焼け止めを使うのを止めはしません。
痛いので。
そういう時以外はどうでしょうか?
それでも、日焼けして痛い、という事もあるかもしれません。
でも、その「日焼けしてめっちゃ痛い」というのが、栄養不足から来ているならどうでしょうか?
そして栄養不足でなければ、痛くならないとしたら、どうでしょうか?
そして「日焼けを避ける」事で、かえって不健康になるとしたら、どうでしょうか?
太陽光は、確かに皮膚にダメージを与えます。
そして、日焼けの仕方は「遺伝によって決まっている」などと、まことしやかに書かれています。
もちろん、「アルビノ」などでは、メラニン色素の合成能力がゼロだったり、それに近い状態なので、「遺伝によって決まっている」というのも完全な間違いではありません。
しかし、遺伝以外の要素も、当然ながらありますし、大きな影響力を持っています。
スキンタイプ
日焼けに関するスキンタイプ、というのは聞いた事があるでしょうか?
スキンタイプI:赤くなるだけ、17%
スキンタイプII:赤くなった後に、黒くなる(茶色になる)、70%
スキンタイプIII:あまり赤くならずに、黒くなる(茶色になる)、13%
この3タイプがある、というものです。
なお、最初はこの3タイプでしたが、後に6タイプになっています。
正確には
フィッツパトリックのスキンタイプ(Fitzpatrick skin typing)
フィッツパトリックのスキンフォトタイプ(Fitzpatrick skin phototyping)
フィッツパトリック尺度(Fitzpatrick scale)
スキンフォトタイプ(skin phototyping)
などという名前がついています。
1975年にトーマス・B・フィッツパトリックによって開発されました。
そして、このスキンタイプは遺伝で決まっており、変わらない、という説です。
「あるある」系ですね。
短眠が出来るかどうか?は、遺伝で決まっている!と同じパターンです。
これは、少し間違っています。
遺伝で決まっている部分もあるが、後天的に決まる部分もある、というのが実態です。
勿論、素の状態での肌の色自体がダイレクトに変わる事はありませんが、日焼けに対する反応は変化します。
私も以前は赤くなっていましたが、最近では日焼け止め無しで夏の海に行っても痛くならなくなりました。
皮膚も身体の一部ですので、栄養が非常に大きく関わってきます。
どのようにしたら日焼けによる皮膚のダメージを耐えたり、素早く回復できるのでしょうか?
おっと、その対策の前に、日焼け(太陽光)のデメリットと、メリットを一通り見ていきましょう。
日焼け(太陽光)のデメリット
・皮膚癌
・肌トラブル(赤く炎症、水ぶくれ)
・肌の後遺症(シミ・ソバカス・シワ・たるみ等)
・白内障、角膜炎
何の対策も無く、栄養不足のまま日焼けすれば、ご存知のように上記のような影響が出ます。
日焼け(太陽光)のメリット
メリットは下記のようなものがあります。
光(紫外線など)によるもの
高血圧の改善(後述のTED参照)
血流増加(後述のTED参照)
体内時計の調整(特に朝日を浴びると効果的)
ストレス低減、耐性アップ(紫外線でセロトニン生成)
ビタミンDの活性化によるもの
血糖値の低下(ビタミンDがインスリン分泌能力をアップ)
代謝のアップ
骨密度アップ
免疫機能アップ
美肌(肌荒れ・くすみ・乾癬などの改善)(もちろん、栄養不足のまま日焼けすればシミ・ソバカス・シワ・たるみ、など)
太陽光によるメリットのTED
このTEDも併せてご覧ください。
オススメ度 5/5、「日光に当たろう」
「太陽光は健康にいいかもしれない?」リチャード・ウェラー
オーストラリア人の心疾患は、英国人の心疾患の3分の1の割合です。
様々なリスク要因を検討した所、北にいくほど死亡率が上がる頃が判明しました。
これは、太陽光とビタミンDが関係します。
ビタミンDによって心疾患や癌の比率が減ります。
しかし、日光単独でも、その効果があります。
その秘密が「一酸化窒素(NO)」。
この「一酸化窒素(NO)」についての研究で、ファーチゴット、イグナロ、ムラドの3人は ノーベル医学賞を1998年に受賞しました。
一酸化窒素は血管を広げ、血圧を下げ、心臓の血管(冠動脈:かんどうみゃく)を広げて心臓の血管が詰まるのを防ぎます。
太陽光と言えば「皮膚癌」のリスクが、すぐに思い当たります。
しかし、心臓疾患の死亡率は、皮膚癌の死亡率より「100倍も高い」という事も知っておくといいでしょう。
自然界に溢れているものを排除する事の愚かしさ
私達が深海2000mで生きているなら、太陽光は不要でしょう。
深海魚のように、目も退化して見えなくなっている事でしょう。
しかし、私達は地上で生きており、毎日、太陽光を浴びています。
そして、ビタミンDを活性化させるには、太陽光が必須です。
未活性型のビタミンDは、皮膚あたりで太陽光に当たる事によって「活性型」になります。
環境に「適応」する、というのはこういう事です。
逆に、今の医学・医療・公衆衛生は、真反対の事ばかりしています。
だから「いつまで経っても、何も良くならない」のです。
例を挙げれば、以下のようになります。
細菌がいる?ウィルスがいる?
↓
除菌だ!隔離だ!マスクで防御だ!
花粉症?
↓
ヒスタミンを抑えろ!
花粉症の薬は、「抗ヒスタミン薬」という、ヒスタミンを「溜め込む」薬です。
これと真逆の、ビタミンD:ヒスタミンを作らない、とナイアシン:ヒスタミンを出し切る、で花粉症は、薬要らずになります。
LDLコレステロールが高い?
↓
薬でLDLを作れなくしてしまえ!
LDLは身体の修理のために、わざわざ肝臓でエネルギーと材料を使って作っているものです。
薬(スタチン系)でLDLを作れなくすると、修理がいつまでも出来ません。
糖質オフで身体のキズをつくかなくして、各種ビタミン・ミネラルで修理を助ければ、LDL値は健康的に下がります。
それでも下がらない場合は、素のナイアシン 2000〜3000mg/日で、LDLが半分になります。
日焼け対策
さて、結局のところ「日焼け対策」自体は、目新しいものはありません。
どれも概ね同じ対策でイケるので、目新しさは不要です。
(1)高タンパク&ビタミンC
皮膚の材料は、この2つ。
タンパク質とビタミンCが大切です。
日焼けするぞ!という前後は、タンパク質は最低、体重の2倍量を。
ビタミンCは普段から1日4gで、日焼け後は6gなど、増量を。
(2)糖質オフ
糖質を摂ってしまっていると、血流は低下し、糖化とインスリンによる酸化ダメージも受けてしまいます。
糖質オフの方が、回復がはやくなります。
逆に、日焼けでヤラれる人は、糖質タップリの食事をしています。
(3)ビタミンE
細胞膜でのバリアー機能を果たしているビタミンEも大切です。
また日焼け後の回復についても、ビタミンEの効果はあります。
サプリで飲んでもいいですし、塗るタイプでもOKです。
塗るのは、匂いがないものを選ぶといいでしょう。
べたーっとしているので、ご注意を。
ビタミンEオイル
(iHerbの仕様上、リンクが機能しないので、手動コピペの場合はコチラを→iherb.co/qrmy98t)
なお、Now FoodsのビタミンEオイルは、やたらニオイが強かったです。
(4)NAC
皮膚といえば、NAC。
美白といえば、NAC。
NAC自体は、コチラ(冬の風邪対策)を。
常に美白を目指したい時には、日常的に600mg x2くらいを。
日焼け後には、x4〜x6くらいに、増量するといいでしょう。
1日1回で一気に飲んでも、分けて飲んでも、効果は変わりません。
Now FoodsのNAC
(iHerbの仕様上、リンクが機能しないので、手動コピペの場合はコチラを→iherb.co/1TGp3TBB)
(5)ビタミンA
タンパク質が足りている人だけが摂っていいビタミン、それがビタミンA。
そして、殆どの日本人はタンパク質不足・・・。
「シロウトにはオススメできない」というやつです。
要らないもの
日焼けをすれば、ビタミンDは活性化するので、ビタミンDサプリは減らすか、その日はスキップしていいでしょう。
まとめ
対策はいつものような感じです。
アレルギー対策→アレルゲンの除去
感染予防→消毒
のような、「原因ほったらかし」対策のバカバカしさを実感してみて下さい。
対症療法だけで終わるのではなく、根本的な対策をしましょう。
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