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MCVが高い時は?

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健診について書いていますが、繰り返し書いているのは「素人判断しない事」という事です。

医師でもない方が素人判断すると、大間違いになるかもしれません。

部分的な知識だけで、しかも人間のごく一面だけから健康状態を「分かった」と考えるのは、的外れになりがちです。

くれぐれも、素人判断だけで行動しないようにしましょう

 

素人判断だけで行動しない

 

 

 

健診・検診シリーズ一覧

 

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MCVが高い時は?(S3)

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健診・検診は何をすれば?-3 (シリーズ完結)(S3)

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MCVが高い時は?

MCVは本来、「高い・低い」と表現する事が多い数値です。

しかし、「大球性貧血」や「小球性貧血」などとも絡むため、ここではMCVの数値が「大きい・小さい」と表現します。

そして、この記事を見ると、いかに「数字1つ」を判断するための「予備知識」や経験などが必要になってくるか分かる事でしょう。

ですので、こういった記事を書きつつ、いつもいっています。

「医師以外が適切に判断する事は出来ない」と。

予備知識が足りなかったり、経験が足りなかったりします。

看護師でも検査結果の適切な判断が出来ない事は、よくあります。

 

 

 

MCVって何?

 

さて、本記事のテーマはMCVについて。

この「MCV」については、既に「健診・検診」シリーズで説明しました。

ここでも、一応、サラッと「おさらい」をしておきましょう。

MCVは、「平均赤血球容積、mean corpuscular volume」の略で、

MCV=Hct(ヘマトクリット)÷ RBC(赤血球数) x 10

で計算される数値です。

ざっと80〜100が、MCVの基準値です。

 

貧血があってMCVの数値が小さい場合は、「小球性貧血」

鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、サラセミアの3つが考えられます。

 

逆に、貧血があってMCVの数値が大きい場合は、「大球性貧血」

ビタミンB12や葉酸(ビタミンB9)の欠乏が原因である事が殆どです。

 

 

 

鉄欠乏があってもMCVが大きい?

 

では、「鉄欠乏があるのにMCVの数値が大きい場合」は、どのような状態でしょうか?

本来は、鉄欠乏がある場合には、MCVの数値は小さくなります

しかし、実際には、鉄欠乏があるのにMCVの数値が、逆に大きくなる場合もあります。

この場合の多くは、
「鉄欠乏がそれほど強くない」
かつ
「ビタミンB12や葉酸の欠乏は強い」
という状態です。

 

鉄欠乏だと、糖質ばかり欲しくなり、食事も糖質まみれになります。

ミトコンドリアが働かず、タンパク質も脂質もエネルギーに出来ないからです。

この糖質によって、ビタミンB群が消費されてしまいます。

当然、ビタミンB12も葉酸も減ってしまいます。

 

このため、鉄欠乏よりもビタミンB群の欠乏の方が早く進んでしまう事も、よくあります。

対策は、
「高タンパク・糖質オフ」と
「鉄摂取」と
「ビタミンB群の摂取」
の3つです

 

 

 

B群、全部を摂るの?

 

摂取するのを「B12と葉酸」ではなく、「B群すべて」としているのには理由があります。

B12や葉酸が不足している場合には、同時に他のビタミンB群も不足している事が殆どだから、です。

(小メモ:ビタミンB群→B1、B2、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B6、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12の8種類)

糖質まみれの食生活をしていると、B群の殆どか全てが消費されていき、不足してしまいます

このため、B12や葉酸が不足している場合には、この2つだけでなくB群全部を摂取した方が健康に近づけます。

 

 

 

 

B12が不足する理由は?

 

「糖質まみれ」以外にもB12が不足する場合があります。

その場合、大きな原因としては「胃の消化酵素不足」があります。

ビタミンB12はビタミンの中でも少し複雑な構造をしています。

これを吸収するためには「胃の消化酵素」と、タンパク質の1種である「内因子(ないいんし)」という、2つの働きがとても重要となります。

胃の消化酵素不足があっても、内因子の不足があっても、ビタミンB12があまり吸収できなくなります。

せっかくのサロン記事なので、もう少し詳しく説明しておきます。

ビタミンB12は「4つの段階」を経て食品から体内に吸収されます。

 

(1)胃の消化酵素による切り離し

ビタミンB12は食べ物の中では、タンパク質をくっついています。

吸収するには、これをまず切り離す必要があります。

その役割は胃で分泌される「ペプシン」という消化酵素が行います。

「ペプシン」はタンパク質を分解する消化酵素です。

 

(2)ビタミンB12を守る

皆さんがご存知のように、胃の中には消化酵素だけでなく、「胃酸」があります。

胃から分泌される「塩酸」です。

ビタミンB12が、タンパク質から切り離されてハダカの状態のままでは、胃酸によって壊れてしまいます。

これを守る必要があります。

実は、胃の中でビタミンB12とくっついて、胃酸から守るタンパク質が「唾液」の中に含まれています。

名前は、「ハプトコリン(別名、Rタンパク質)」と言います。

このタンパク質のおかげで、唾液が胃酸で壊れずに済みます。

 

(3)また切り離す

さて、胃の次は「十二指腸」があります。

ビタミンB12と「ハプトコリン」が合体しているものも、胃から十二指腸に運ばれていきます。

「ハプトコリン」とくっついたまま、腸から吸収できればいいのですが、そうはなっていません。

「ハプトコリン」がくっついていては、腸から吸収できません。

という事で、吸収のために、また切り離す必要があります。

今度は、膵臓から分泌されるタンパク質の消化酵素によって分解されます。

膵臓から分泌されるタンパク質の分解酵素には、トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼなどがあります。

 

(4)またくっつく

そして、今度こそ腸からの吸収のためのタンパク質をくっつきます。

ビタミンB12が腸から吸収されるために、くっつく必要があるタンパク質は、「内因子(ないいんし)」と言います。

内因子は胃から分泌されるタンパク質です。

これが十二指腸でハダカになったビタミンB12とくっつきます。

そして、内因子とくっついた状態で、ビタミンB12は小腸(回腸末端)で吸収されます。

回腸末端には内因子の受容体、その名も、そのまま「内因子受容体」が存在します。

このため、ビタミンB12は内因子と複合体を形成することで吸収されやすくなります。

なお、簡単なおさらいですが、胃腸はこの順にくっついています。

口→食道→胃→十二指腸→空腸→回腸→大腸(結腸)→直腸→肛門

「小腸」は、空腸・回腸の事をまとめて言います。

時に、十二指腸も含んで小腸と呼ばれる事もあります。

 

まとめるとこうなります。


唾液から「ハプトコリン」が分泌


胃消化酵素「ペプシン」でB12がハダカに。
そのハダカのB 12に「ハプトコリン」がくっつき胃酸から守る。
胃で内因子が分泌

十二指腸
膵消化酵素「トリプシンとか色々」でB12が再びハダカに。
そのハダカのB12に内因子がくっつく

空腸
素通り

回腸末端
内因子とくっついた状態でB12が吸収

 

B12を守るものが、くっつく一つ手前の部分で分泌されている所がポイントです。

ここ、テストに出ます(医学生の)。

 

 

 

B12や葉酸のリサイクル

 

なお、私達の身体は「大切なものは使い回す」傾向があります。

有名なのは「腸肝循環」というものです。

胆汁から腸に出して、腸からまた吸収する、というのが「腸肝循環」です。

腸と肝臓をグルグル回るため、こういった名前がついています。

ビタミンB12以外にも、葉酸、ビタミンB6、ビタミンD3、エストロゲン(女性ホルモン)などが、同じようにグルグル回っています

では、「なぜ一旦、胆汁から出すのか?」というと、仮説はあるものの、「絶対コレ!」という所までは分かっていないのが現状です。

医学・医療は分からない事だらけ、です。

 

 

 

B12の吸収は半分くらい

 

一般の方の「誤解あるある」としては、「食べたものが全て吸収される」というものがあります。

これ、大間違いです。

例えば、このビタミンB12も「内因子」とくっつかないと吸収されません。

この内因子の量が、ビタミンB12の吸収限界を決めています。

このため、健康な成人での食事中のビタミンB12の吸収率は50%程度であると言われています。

という事で、「食べたものの吸収は半分くらい」というのもザラにあります。

ビタミンCも一度に摂取する量が増えるほど、吸収率は下がり、1gだとやはり半分くらいしか吸収されません。

なお、腸肝循環で吸収されるビタミンB12の量も、半分ほどで、残りの半分は便に混じって排出されます。

 

 

 

ネット記事の間違い

 

さて、記事を書く時には、ネットで調べ直してから書いています。

そこで、シロウトさんが書いている記事も多くチェックします。

そんなシロウトさんが書いている記事は、「かなり間違いだらけ」です。

一見、見栄えがよくて、しっかり書いてある風のサイトでも、間違いまくっています。

今回のB12関連では「胃酸」と消化酵素が混同されているサイトがありました

 

 

 

胃酸と消化酵素は別モノ!

 

「胃酸」とは、胃の中にある「塩酸」の事です

タンパク質を分解するのは、「ペプシン」という消化酵素の方で、胃酸ではありません

 

胃酸(塩酸)  ≠   タンパク質分解酵素(ペプシン)

 

胃酸も消化酵素もまとめて言うなら、「胃液」と言います

 

ここが凄く混同されています。

胃酸と胃の消化酵素(ペプシン)とは、全くの別モノです。

胃の分泌細胞は3種類です。

それぞれが下記のものを分泌しています。

主細胞 : ペプシノーゲン、ペプシン、レンニン(凝乳酵素)
副細胞 : 粘液
壁細胞 : 塩酸(HCl)、内因子

 

 

 

胃の消化酵素不足は、どんな時に?

 

上記のように、ビタミンB12不足になる原因の1つが、「胃の消化酵素不足」です。

それに関連するのは、「標準医療」では、「ピロリ菌感染、胃酸抑制剤の内服、萎縮性胃炎など」とされています。

胃が荒れれば、消化酵素を分泌する胃の「主細胞」の数も減ったり、機能が低下てしまいます。

胃の消化酵素が減ると、食べ物からビタミンB12を分離できなくなります。

そして、結果的に、ビタミンB12が不足します。

 

(1)ピロリ菌

対策は、ピロリ菌で荒れている場合には、ピロリ菌の除菌です。

ただし、胃の中にピロリ菌がいる人がすべて胃が荒れているのではありません。

胃内にピロリ菌が住んでいても、荒れていない人もいます。

その場合には、除菌の必要性は低いといえます。

一方で、荒れまくっている人もいます。

その場合には、除菌をすると、その後はすっかり荒れなくなる事が多くあります。

「除菌は不要!」という意見もありますが、実際に、除菌後に胃が荒れなくなる症例を多く経験しています。

「荒れてるなら除菌」は、方針としてはアリだと考えます。

 

(2)胃酸抑制剤

「胃酸抑制剤の内服」している場合は、糖を控えれば、薬は不要になります。

実際に、私がそうでした。

BMIが30あり、糖質まみれの食事をしていた頃は、当時最強だった胃酸の薬(PPI)を最大量で、毎日かかさずに飲んでいました。

1日でも飲まないと速攻で胸焼けしていました。

しかし、主食を全抜きしたら、すぐに薬ナシで胸焼けがなくなりました。

 

(3)萎縮性胃炎

この原因も、「低タンパク・高糖質」の食事です。

逆に、「高タンパク・低糖質」の食事にする事で、胃炎はなくなります。

胃の壁は筋肉や粘膜です。

材料はタンパク質です。

タンパク質が多ければ、修理が出来ます。

糖質を摂ると胃の動きは低下し、ずっと胃内に残ります。

胃カメラをした時に、いつも残っているのは、主食や野菜です。

糖を控えれば、胃の中に溜まり続けるものがなくなり、胃酸が無駄に出続けなくなります。

高タンパク・低糖質にする事で、修復ができ、ダメージは減ります。

 

 

 

内因子の不足

 

内因子が不足してもビタミンB12が吸収できなくなり、MCVの数値が大きくなります

内因子が不足する原因の1つは「自己免疫性萎縮性胃炎」という自己免疫反応です。

これは免疫システムが過剰反応を起こしている状態です。

その過剰反応によってつくられた異常な抗体が、内因子をつくる胃の細胞を攻撃して破壊してしまう胃炎です。

胃の内因子を生成する部分が手術で除去された場合にも内因子が不足します。

胃癌などで胃を切除した場合に、この状態になります。

内因子の不足によるビタミンB12欠乏症は、進行すると「悪性貧血」と呼ばれる貧血を起こします。

 

 

 

ビタミンB12が不足する病気

 

ビタミンB12欠乏症の最も一般的な原因は、ここまで説明してきたように「吸収不良」です。

病態・疾患名として挙げるなら、以下のものがあります。

・小腸の一部における細菌の異常増殖
・吸収障害(セリアック病、膵臓の特定の病気など、吸収不良を引き起こす病気)
・炎症性腸疾患
・広節裂頭条虫感染症
・エイズ
・小腸のビタミンB12を吸収する部分を除去する手術
・制酸薬やメトホルミン(糖尿病の治療薬)などの薬
・亜酸化窒素(笑気ガス)への頻回の曝露
・胃の酸性度の低下(高齢者に多くみられる)
・内因子の不足

 

 

 

 

葉酸の不足

 

さて、ここまで「B12」の吸収や不足について、見てきました。

次は、MCVが大きくなるもう1つの原因「葉酸不足」について、見てみましょう。

 

葉酸も、タンパク質とくっついた状態で、食事に含まれています。

このため、やはり消化酵素によって分解されてから吸収されます。

 

以下のような流れで吸収されます。

「ポリグルタミン酸型葉酸」

消化酵素で分解

「モノグルタミン酸型葉酸」

空腸の小腸上皮細胞から吸収

 

なお、やっぱりB12と同じく、口から摂った量の半分くらいしか吸収されません

葉酸も非常に欠乏しやすいビタミンB群です。

サプリで、他のB群と一緒に摂りましょう。

 

 

 

不足しやすい場合

 

元々、不足しがちなのが葉酸。

さらに、色々な条件で不足が進んでしまう

 

 

 

葉酸を吸収できない病気?!

 

なお、非常に稀な病気で葉酸が吸収できない病気があります。

葉酸は、腸管に存在する葉酸輸送体(proton-coupled folate transporter,PCFT)の働きで体内に吸収されます。

しかし、この遺伝子が変異してしまっており、生まれつき葉酸を吸収できない病気があります。

「先天性葉酸吸収不全」という病気で、日本でも指定難病になっています(指定難病253)。

「常染色体劣性遺伝」をするため、両親ともにこの病気になっていないのに、子供が発病します。

とはいえ、日本では非常に稀で、今までに数例しか報告されていません。

カリブ海の一部地域で発生頻度が高いと言われています。

 

 

 

 

MCVが大きくなる他の原因

 

殆どがB12や葉酸の不足で、MCVの数値が大きくなる事は、何度も説明してきた通りです。

では、その「殆ど」以外の原因は何があるでしょうか?

例えば、以下のような病気があります。

・骨髄異形成症候群:赤血球をつくりだす骨髄に異常がみられる病気

・再生不良性貧血:骨髄の機能が低下する病気

・溶血性貧血:何らかの原因で赤血球が破壊される病気

・肝疾患:肝臓のはたらきが阻害され正常に機能しなくなる病気

 

これらの病気があると、ビタミンB12や葉酸が欠乏していなくても、MCVが高くなる場合があります

とはいえ、これらの病気があったら、必ずMCVの数値が大きくなる、という事ではありません

MCVの数値が大きくなる「場合もある」という話です。

 

以上、MCVについて、でした。

 

 

 

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医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。