その他の健康

Bスポット療法(EAT)とは?-3/5

<何に効くの?>
治療効果が期待できる症状、病気には、以下のものがあります。

後鼻漏、咳や咳、咽頭異常感、声のかすれ
めまい、耳鳴り、難聴、耳閉感、自声強聴
頭痛、顎関節痛、いびき
自律神経系の症状
全身倦怠感、肩こり、線維筋痛症
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害、慢性疲労症候群
IgA腎症、掌蹠膿疱症、慢性関節リウマチ、アトピー性皮膚炎
アレルギー性血管炎、乾癖

とはいえ、上の症状、病気は、「効果が期待できる」というものです。「確実に効く」という訳ではありません。Bスポット治療を行っても全く効果の出ないこともあります。どの程度まで改善するかも差が大きくあります。これは、そもそも「上咽頭の炎症が関係していない」ケースもあるため、と考えられます。

<一番多いのは?>
Bスポット療法について、最も多い症状は「後鼻漏(こうびろう)」です。ですが、最も治しづらいのも「後鼻漏」です。

まず、鼻汁が喉に流れること自体は生理的な現象なので止めることはできません。この「後鼻漏」は、その鼻汁が粘液性になったり、のどの知覚が敏感になってしまった時に感じられます。後鼻漏の期間が長いほど、完治は難しくなっていきます。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。