糖質オフな食べ物

発酵バターとバターベル

バターは種類が色々あります。

主に、3種類。
有塩バター、無塩バター、発酵バターがあります。

 

国産のものもあれば、海外産のものもあります。

 

3種類のバターの違い

 

一般的に少ない量を家庭で使う場合は
「有塩バター」を使っている場合が多いかと思います。

国内では有塩バターの方が一般的なようです。

 

一方で、
お菓子づくりなどや、
量を多く使う場合、
血圧が気になったりで塩分を控えたい場合、
には「無塩バター」がよく使われています。

 

この2つの違いは、
基本的には塩が入っているかどうか、
だけです。

 

発酵バターって?

 

では、発酵バターはどんなものなのでしょうか?

バターを作る際に
「乳酸菌」によって発酵させているのが「発酵バター」です。

 

バターはヨーロッパでは紀元前から使われていたとも言われます。

当然、近代のような技術はなかったため「勝手に発酵」が。

このためヨーロッパでは、むしろ「発酵バター」が基本的なバターです。

本場おフランスのバターも、基本的にはすべて発酵バターです。

発酵バターは乳酸菌によって発酵している分、
通常のバターとは香りやコクなどがかなり違います

冷蔵庫に入れっぱなしで、硬い状態だとあまり分かりませんが、
きちんと溶かした状態だと違いがハッキリと分かります。

一度、食べてみるとヤミツキになります。

 

という事で、日本ではあまりメジャーではない発酵バターですが、
バターを使うなら、むしろ「発酵バター」がオススメです。

あ、あと発酵バターは基本的に「無塩」です。

日本の基本バターは、「非発酵・有塩」ですが、
ヨーロッパの基本バターは、「発酵・無塩」
まったく違いますね。

 

日本の基本バターは、「非発酵・有塩」
ヨーロッパの基本バターは、「発酵・無塩」

 

 

国産の発酵バター、御三家

 

国産の発酵バターはこの御三家。

 

ちなみに、業務用のタイプの方が断然お安いです。

その代わり、包装は紙1枚です。

またこの御三家の発酵バターは「無塩」のみです。

 

この3つは味や質は、ほぼ同レベルです。

どれも美味しいです。

業務用バターはお値段がお得。
ただし、包装は薄い紙1枚。

 

本場おフランスのバター

 

で、上に書いたように
本場おフランスは、日本とは違って、
基本が発酵バターです。

さすが本場。

 

国内でもよくスーパーにちょっとだけ売っているのはコレ。

値段がヤバい事で有名ですね。

 

公式サイトにとても沢山説明が載っています。
読めばなぜそんなにお高いのか分かるかもしれません。

 

で、この「エシレ」に超似ている名前ですが、
同じフランスのAOP認証を取得している
「エレバター」というバターがあります。

一文字違いですね。

こちらもほぼ同レベルのバターですが、
少しお安く入手できます。

(Amazonは在庫切れで、楽天では売っている模様です)

 

なお、フランスの認証についてはコチラを。

 

本場おフランスのバターで、

量を使いたいならエトレの方がオススメです。

 

常温で常にバターを柔らかくキープして保存する方法

 

日本では、気温と湿度が高くなるため、
ヨーロッパのようにバターを室温保存する事ができません

ですが、そんな日本でも常に柔らかくすぐに使える状態で
2〜3週間常温キープする方法があります。

それは「バターベル」というのを使う方法です。

Amazonや楽天でもあっさり売っています。

 

すぐ届くのはコチラ
こちらはバターベル1つで100g程のバターが入ります。
このため250gのバターを全部入れようとすると
このバターベルは3個必要です。
(直近で使う分だけ切って、バターベルに入れるなら1個で充分)

 

 

でも、
デザインがかっこいいのはコチラ

 

でもAmazonなどでは
かなり中間手数料的なものがかかっており
やけにお高い値段設定になっています。

ですので、このオシャレな方がゲットするなら
大元の英語ページで直接買うと良いでしょう。

上のバターベルも本家で直接だと$25.95(送料別)と、
随分と値段が違いますね。

日本までFedEx(当日不在だと翌日からは郵便局)が届けてくれます。
何回かオーダーしたところ、概ね1〜2週間で届きました。

Butter Bell

 

完全に英語なので、そこだけちょっとハードルですね。

あと、もちろん問い合わせなども英語です。

グーグル翻訳でゴリ押しでも何とかなりますが。

 

なんかスロットみたいなものを回すと
ちょっとだけ割引がきくクーポン・コードが
当たったりします。

私もちょっぴり割引クーポンが当たりました。

 

バターベルの使い方は?

 

バターベルの使い方は超カンタン。

下の容器に水を入れて、
上のベル状の所にバターをつめこんで、
下の容器にはめるだけ。

「水封」というやつですね。

 

入れる水の量は、バターが満タンの時は
下の容器に4分の1程度の少量で。

バターが減ってきたら、3分の1から2分の1くらいで。

一度、入れてみれば水があふれてくるのですぐに分かります。

 

バターベルは、水が空気(酸素)を遮断してくれるので
やや涼しい所に置けば常温で2〜3週間もちます。

ただし、水自体は2〜3日に1回変える必要があります。

 

という事で、
このバターベルを使えば、
日本でもカチコチなバターとはオサラバできます。

 

特に、発酵バターはカチコチだと香りもコクも感じづらいので、
バターベルの威力は絶大です。

日本で発酵バターをお使いなら、
カチコチバターから救ってくれる
バターベルはまさに救世主。

 

以上、発酵バターのススメ、でした。

ABOUT ME
医師水野
内科医。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、YouTubeなどで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。