今回は、多血症と鉄欠乏について。
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まずは多血症について
多血症はひとつの病気ではなく、色々な原因の結果です。
原因によって治療法も異なります。
多血症に対して鉄の投与は?
そして多血症では、鉄の投与はメリットとデメリットがあります。
大抵の多血症では、鉄投与は血栓のリスクを高めるとされます。
大抵の多血症では、鉄投与は血栓のリスクを高める
つまり、多血症に対して鉄を投与すると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まる、という訳です。
ですので、一般的な多血の場合には鉄補給はお勧めしません。
ただし、多血であっても鉄欠乏状態というのはあり得ます。
赤血球以外では鉄が不足しており、その結果として色々な症状は起こり得ます。
鉄不足に関してはコチラを。
鉄欠乏に関する知見今回は、鉄欠乏に関する知見について。
糖質オフあるある、の「食後に満たされない!」のページでも取り上げた鉄欠乏について、です。
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赤血球で鉄が使われまくってしまい、他に使う分の鉄が不足する、という事です。
そして、多血である事以外は、一般的な鉄欠乏と同じ症状となります。
これは、メタボでも栄養失調な方がいるのと同様です。
このため、一部の専門家の間で「鉄補給と瀉血を併用する」という意見もあります。
以上、多血症についてでした。