今回は、低T3症候群にならずに痩せるには?という話題。
低T3症候群についてはコチラを。
低T3症候群の対策は、エネルギー摂取
「エネルギー不足」によって「低T3症候群」が起こる事は、上記の記事で既にご存知かと思います。
低T3症候群になるとダルくなったりするなどの症状が出る場合があります。
対策は「エネルギー摂取」、という所までが上の記事の内容です。
そして人間のエネルギー源は、タンパク質、脂質、糖質の3種類。
では、順番に見ていきましょう。
低T3症候群に対して、糖質を摂ると?
糖質を摂るとどうなるか?
確かに、低T3症候群は改善するでしょう。
しかし、糖質とインスリンによって健康を損ないます。
なので、低T3症候群の方も糖質を摂取して低T3症候群を治そうとはしない方が良いでしょう。
「果糖はヘルシー」派の方も多くいますが、実際には果糖もヤバい、というのは前記事で書いた通りです。
低T3症候群に対して、タンパク質を摂ると?
次に蛋白質。
前記事で書いたように、「タンパク質の摂取」が答えの1つです。
日本人のほとんどはタンパク質不足です。
そして、タンパク質不足はタンパク質を補充しない限りは、未来永劫治りません。
そして「肥満も栄養失調」です。
肥満の人も、糖質過剰の裏で、タンパク質不足になている人がほとんどです。
タンパク質を摂取しつつ、糖質はオフりまくる、というのが1つの答えです。
タンパク質の必要量は「プロテインスコア」で計算して下さい。
低T3症候群に対して、脂質を摂ると?
最後に脂質。
そして、脂質摂取も答えの1つです。
タンパク質の不足が無い〜軽い、という場合には、脂質の摂取が答えとなります。
タンパク質は糖質よりは少ないとはいえ、摂取するとインスリンが分泌されます。
つまり、タンパク質摂取後の2時間程度は痩せづらい状態となります。
しかし、バターなどの純粋な脂質の場合には、インスリンはほぼ分泌されません。
糖質はオフりまくって、タンパク質の摂取と時間をあけて、純粋な脂質を摂りまくる。
これがもう1つの答えです。
で、どっちがいいの?
タンパク質重視か、脂質重視か、は、体質やタンパク質不足の程度などによって判断すると良いでしょう。
人それぞれに合った答えが見つかる事でしょう。
ビタミンB群も?
低T3症候群は、ビタミンB群不足が原因の場合もあります。その場合、ビタミンB群の補充で改善する可能性があります。
甲状腺ホルモンには、T3とT4があります。甲状腺が分泌するT3は、全体の20%のみです。残りの80%は、T4からT3に変換されて作られます(T4のメチル化)。
この「変換(T4のメチル化)」には、ビタミンB群の
・B1
・B2
・B3(ナイアシン)
・B6
・パントテン酸
が必要です。
T3不足の原因が「ビタミンB群が不足していて変換できない」「だけ」なら、B群の補充で改善します。
今まで糖質過剰だった方は、ビタミンB群も糖質によって浪費されて不足しがちです。そこから糖質オフをすると、ビタミンB群が不足したままとなり、T3も低くなりがちです。その場合には、鉄もビタミンB群も補うと、糖質オフが続きやすく、低T3も防げます。
以上、低T3症候群の話題でした。