今回は、痩せてる人の「優先順位」というお話。
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徹底的に「優先順位」の話
あれこれして、上手くいかない。
あっちに手を出し、こっちに手を出し、それでも上手くいかない。
それは「優先順位」が違っています。
特に痩せ過ぎてしまっている場合には、摂るべき栄養を摂れるようになるまで、一歩一歩地味に進んでいくような回復経過をたどります。
ポイントは下記。
・徹底的に「動物性」にこだわる。(植物性の飲食物はますます痩せる)
・最初に「タンパク質」。
・次に「鉄」。
・3番目が「脂質」。
長年の栄養不足は「植物性」の飲食物の影響
痩せている人の食事の特徴は「植物性」の食べ物へのこだわり。
しかし、「植物性」のものは肉に比べて栄養が少なく、消化吸収にも手間がかかります。
栄養を積極的に摂るという段階では、動物性のものを重視した方がはるかに効率よく身につかせる事ができます。
「植物性のものこそがヘルシー」という従来の幻想は、今、捨てましょう。
肉・卵を受け付けない「最重度」の栄養失調
長年の菜食などで胃腸が弱りに弱ると、肉・卵を全く胃腸が受け付けなくなります。
そこからの回復には「プロテイン」。
プロテインも大豆による「ソイ・プロテイン」と、牛乳(乳清=ホエイ)から作られる「ホエイ・プロテイン」があります。
痩せている人は、プロテイン選びでさえも「ソイ・プロテイン」を選んでしまいます。
そして、効果が少なく、いつまでも栄養不足が改善できません。
痩せている人は「ホエイ・プロテイン」を選びましょう。
今は、動物性のものを選ぶ時期です。
そのプロテインでさえも、「通常量」を受け付けない事も多くあります。
その場合には「少量頻回」が適しています。
1食分がスプーン4杯のプロテインであれば、1杯づつを1日に何回も摂ります。
1〜2ヶ月すると、次第にプロテインを「通常量」で飲めるようになります。
その頃には、肉・卵を食べる事ができるようになります。
また、この段階では「他の身体に良さそうなもの」はまだまだお休みです。
タンパク質不足の状態では、他の何を摂っても意味がありません。
この時期は、下手をすれば本来は身体に良いハズのものでさえも、摂取すると不調になってしまいます。
まずは「土台」をしっかりさせます。
「ホエイ・プロテイン」から始めましょう。
プロテインが飲める頃に
プロテインスが飲める頃になると、ビタミンも少し摂れるようになります。
この段階で摂るとするなら、
・ビタミンB群(B50など)
・ビタミンC
・ビタミンE
の3種類。
まだ、あまり種類を増やすべきではありません。
身体が受け付けません。
まずはこの3種類を。
タンパク質をさらに充実させる
プロテインの通常量が飲める、肉や卵を食べられる、という段階になれば、さらに次を目指せます。
「量」の確保です。
摂るべきタンパク質の量は「プロテインスコア」で計算します。
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まずは体重と同じグラム数の摂取を目指します。
プロテインは継続します。
食事とプロテインでそのグラム数を目指します。
タンパク質の量が摂れるようになると、肉や卵も多く摂れるようになります。
タンパク質が足りてきたら鉄を
痩せている人は、ほぼ確実に「鉄不足」も一緒にあります。
特に日本人女性では「鉄不足」の存在は、確実です。
その理由はコチラ。
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仕上げは「脂質」
「タンパク質」と「鉄」が足りてくると、ついに「脂質」を代謝できる「土台」が整います。
「脂質」は「痩せ」防ぐために非常に重要です。
というのも、食前・食間の時間帯での人体のメイン・エネルギーは「脂質」だからです。
痩せていない場合には、体脂肪が分解されエネルギーに回ります。
しかし、痩せている場合はエネルギーに回す分の脂質がほとんどありません。
その場合には、タンパク質を分解して、ブドウ糖を作り、それをさらにエネルギーにします。
タンパク質を食べた後であれば、そのタンパク質がブドウ糖に変換されます。
しかし、夜間や食前など「タンパク質を食べてない時」には、筋肉などが分解されて、ブドウ糖に変換されてしまいます。
しかも、タンパク質からブドウ糖を作る時(糖新生)にもエネルギーが消費されてしまします。
この「糖新生」でのタンパク質消耗と、エネルギー消失を防げるのは、「脂質」です。
しかし、タンパク質や鉄が足りていない状態で、無理に脂質を摂ろうしても、代謝できないか、胃腸が受け付けません。
ですので、やっとこの段階で充分な量の「脂質」が摂れるようになります。
そして、脂質もやはり「動物性」のものを摂りましょう。
「植物性」の脂質では、痩せてしまいます。
「動物性の脂質」とは、バター、生クリーム、ラード、牛脂、鶏脂などです。
特に夜寝る前の脂質は、寝ている間の糖新生を防ぎ、体重減少を防ぎます。
以上、痩せている人の「優先順位」、でした。