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話題「ダイエット停滞期、どうしたらいいの?」
話題「ダイエット停滞期、どうしたらいいの?」
回答「それを考えているから痩せないんです」
ん?っと思う方もいれば、「だよね」と思う方もいる事でしょう。
では、その意味を見ていきましょう。
ダイエットあるある
よくある話題に「ダイエットの停滞期に入った」というものがあります。
ダイエットあるある、ですね。
この話題を出す人の「背景にある考え」は、こうです。
「ダイエットとはガンガン痩せるもの」
「停滞しているのは、本来のダイエットではない、おかしい」
しかし、これは大間違いです。
こういう「背景にある間違った考え」によって、皆さん、迷走しまくります。
「あえて食べる」とか、「(間違った)ファスティング!」などなど。
ダイエット迷走、あるある、です。
いつもお伝えしているように「考え方が最重要」です。
私が「健康ピラミッド」とか言っているヤツです。
「間違った背景の考え」があると、進む方向自体が大間違いになります。
暖かい南に行きたいのに、北に進んでいたらむしろ寒い所に着いてしまいます。
「考え方が最重要」です。
ですので、考え方を変えましょう。
「本来のダイエット」とは、むしろ、こうです。
「ダイエットは最初だけグッと痩せる」
「その後は、ゆっくり減っていくのが健康的」
ボーナスステージは、最初だけ、です。
グッと痩せるのは最初だけです。
それが私たちの身体です。
さて、この「最初だけ」には、いくつかの理由があります。
今回は、大きな理由を2つ、取り上げてみましょう。
それは、この2つ、です。
(1)過剰インスリンの影響から抜ける
(2)ホメオスタシス
(1)過剰インスリンの影響から抜ける
糖質をオフったり、食事量を減らすと、その分、分泌されるインスリンは減ります。
すると、今まで毎日・毎食、ドバドバ出まくっていたインスリンが減る事になります。
そうなってくると、「過剰なインスリン」の「ヤバい影響」から脱する事が出来ます。
え?
まだ1日3食、タップリと主食や糖質を摂っている?
毎食、インスリンがドバドバ出ていますね・・・。
なお、「過剰なインスリンのヤバ影響」から脱して痩せる事については、こちらの連続ツイートで詳しく説明しています。
「糖質オフ初期の体重減少は、なぜ起きるか?」
(2)ホメオスタシス
2つ目の大きな理由は、この「ホメオスタシス」というものです。
私たち人間の身体は「状態を一定に保とうとする働き」を持っています。
これを「ホメオスタシス(恒常性)」と言います。
誰もが持っている、本来の身体の働きです。
「ダイエットで体重を落とす」というのは、この私たちの本来の働きを「突破する」事に他なりません。
そう、むしろダイエットこそが「不自然」な事です。
そして、当然ながら、初期に体重がグッと減った後にも、この「ホメオスタシス(恒常性)」が働きます。
つまり、私たちの身体が本来もつ性質によって「これ以上、体重を落とさないようにする」という事です。
困ってしまいますか?
ですが、考えてみれば、コレはごく当たり前の事です。
というのも、私たち人間もつい最近までは「常に食うに困っている」のが通常状態でした。
そんな中でガンガン体重が落ちていけば、死んでしまいます。
ですので、体重に関しても、この「ホメオスタシス(恒常性)」はとても重要です。
しかし、皆さんもご存知のように、今は状況が変わりました。
現代のような「糖質まみれ」の世界で内臓脂肪を溜めまくった後には、逆にこの「ホメオスタシス(恒常性)」が体重減少を妨げてしまいます。
となると、通常はこう考える事でしょう。
「ホメオスタシス(恒常性)は、何て邪魔なんだ。痩せなくなるじゃないか!」
人間はすぐに自分以外に「理由」や「原因」を求めがちです。
ですが、それは本当に自分以外のもの「だけ」に、「理由」や「原因」があるのでしょうか?
既に薄々、気づいているけど、それを直視したくないだけ、という事もあるかもしれません。
さてそんな「自分以外」の「せい」にして終わりにする前に、少し考えてみましょう。
私たちの身体が持つ、本来は「生存に有利な働き」が邪魔になる。
その状況は果たして「普通」だと考えている、まさにこの状況はどうなのでしょうか?
そんな「普通」は、私たちの身体や将来に、どんな影響があるのでしょうか?
このまま「普通」でいいのでしょうか?
「考え方が最重要」です。
いつまでも、役に立たない「ガラクタ」を握りしめているのは、終わりにしませんか?
自分を縛り付けるのも、自分を自由にするのも、自分次第ではありませんか?
その先にあるもの
さて、このように「問い」を考える事を多くの人はめんどくさがってしません。
みんな、頭を使いたくないんです。めんどいんです。しんどいんです。
そして、そのまま日々を過ごし、体重が増え、内臓脂肪が増え、健康診断で引っかかる項目が増えていきます。
何人も何人も、そういう方を見てきました。
それぞれの人に、「納得できる理由」がありました。
「納得できる理由」は、いくらでも作れる
が、「結果」はその「納得できる理由」とは関係なく訪れます。
その時になったら、どう思うでしょうか?
「先生、私がこうしなかったら、今も健康だったでしょうか?」
こう言われた事は1度や2度ではありません。
100回や200回でも、ありません。
命の終わりが見え、涙ながらにそう言った方もいらっしゃいました。
皆さんは、その時になったら、どう思うでしょうか?
さて、このように「答え」をズバッと書かずに、「問い」を書いているには理由があります。
私たちは皆、「自分で出した答えしか信じない」からです。
簡単にもらえた答えは、簡単に捨てられてしまいます。
それでは、私たちの行動は変わりません。
やがて訪れる「望まない未来」も変わりません。
多くの人は、そういった「問い」に出会っても、何も変わりません。
しかし、一部の人は「問い」を思いつき、考え始め、行動し始めます。
それでいいですし、それがいいんです。
さて、今回、取り上げたダイエットで「最初だけ」グッと痩せる理由は大きく2つ、でした。
(1)過剰インスリンの影響から抜ける
(2)ホメオスタシス
では、その「最初」の後にも体重を理想まで減らしていくには、どうしたらいいでしょうか?
その「答え」の道筋となる、いくつかの「問い」を挙げておきます。
・ホメオスタシスを突破するには?
・チート、チート・デイなどはどうか?
・ファスティングはどうか?
これらの「問い」に自分で答えた時に、私たちの行動や、「望まない未来」が変わるかもしれません。
重要な事
おっと、ここで、重要な事を。
私はBMI 20.0を切るようなダイエットは一切、オススメしていません。
それはBMI 20.0未満では、ほぼ確実に「タンパク質不足」となるから、です。
タンパク質不足は、まさに「万病の元」です。
BMI 20.0になった後は、筋トレなどの「ボディメイク」をオススメします。
以上、「ダイエット停滞期、どうしたらいいの?」、でした・・・と終わる感じです。
えっ?
答えて無いって?
お馴染みの方にとっては、「いつも通り」ですね。
「答える必要も無い」、それが答えです。
考えるのは「停滞期をどうするか?」ではなく、「どうしたら理想の体重になれるか?」です。
考えるまでも無い事を考えていても、意味はありません。
「南に行きたい」のに、一生懸命、「北に向かう方法」を考えているようなものです。
だから、「考え方が最重要」なんです。
考えるのは「停滞期をどうするか?」ではなく、「どうしたら理想の体重になれるか?」。
では、今度こそシメのセリフです。
以上、「ダイエット停滞期、どうしたらいいの?」、でした。
この記事は、有料オンラインサロン過去記事(シーズン1~3)の公開版でした。
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