ケトン体

血中インスリンが多い!

今回は、血中インスリンが多い!、という場合について。

 

助手くん
助手くん
ハカセ!インスリンが多いと危険なんですよね!分かってきました。
ハカセ  
ハカセ  
そうじゃよ。インスリンはゼロだと死んでしまうが、過剰だと色々な病気を引き起こしてしまうんじゃ。

 

インスリンがヤバい

 

まずは、インスリンのヤバさについて「おさらい」です。

 

過剰なインスリンは臓器障害の元です。

インスリンの3大慢性リスク(肥満、認知症、癌)を始め、動脈硬化、失明、腎不全による透析導入、四肢の壊疽など様々なリスクとなります。

インスリンの3大慢性リスク今回は「インスリンの3大慢性リスク」について。 「インスリンの3大慢性リスク」は神戸講演の時(2016年7月3日)に世界で...

 

しかも、インスリンは細胞内からのダメージを引き起こすため、細胞膜や細胞膜にあるビタミンEでのガードができません

内部で暴動を引き起こされるようなイメージです。

 

動画でも説明しています。

 

 

 

 

ヤバいインスリンを最小限にするには?

 

「なぜ血中インスリンが多いか?」、「減らすにはどうしたらよいか?」、というのが今回のお話のテーマ。

 

血中インスリンが多い、というのには3つの場合があります。

1.インスリンが効きづらい

2.糖質過多

3.インスリン分泌異常

 

順番に見ていきましょう。

 

 

インスリンが効きづらい

 

では、1つめ。

これは、「インスリンが効きづらいのでいっぱい出ちゃってるよ」という場合です。

「インスリンが効きづらい」というのは「インスリン抵抗性が高い」と言います。

 

で、なぜインスリンの抵抗性が高まるか?

内臓脂肪が原因の1つです。

内臓脂肪が多い、という状況です。内臓脂肪が減れば、改善されます。

内臓脂肪の増加は「アディポサイトカイン」というものの異常などを引き起こしてインスリンを効きづらくしてしまいます。

詳細はwikipediaなど参照。
インスリン抵抗性 by wikipedia

このインスリン抵抗性の上昇の原因には、内臓脂肪の増加も含め、以下のものがあります。

<インスリン抵抗性上昇の理由>

・内臓脂肪の増加
・インスリン受容体の異常
・インスリン抗体の存在
・運動不足

 

インスリン受容体の異常や、インスリン抗体の存在は、やや稀な病態です。

運動はやはり大切です。

 

 

 

糖質過多

 

糖質の食べる量が多い、という場合です。

「3食、主食を食べている」というフツーの人はもれなくこの状態です。

 

1日中、インスリン多め(特に食後が多め)、ケトン体は少なめです。

糖質の摂取の場合は、当然ながら糖質摂取をひかえれば改善されます。

 

糖質オフの具体的な食べ物についてはコチラを。

蛋白脂質食の説明書!蛋白脂質食(タンパク脂質食、PF食、PFD)というものがあります。 その説明書が今回の記事。 今回の改訂(2...

 

 

インスリン分泌異常

 

インスリンの分泌異常がある場合は原因によって治療などが異なります。

代表的な例に、「膵臓の腫瘍などでインスリンがどんどん分泌される」場合などがあります。

 

以上、血中インスリンが多い!でした。

ABOUT ME
医師水野
医師水野
医師、アキバ水野クリニック院長。 2003年に医師免許取得(医籍登録)、2019年2月13日にアキバ水野クリニックを開設、院長となる。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。 糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで精力的に発信。 現在は、がんに対するビタミン・ケトン療法も実践中。 著書は「薬に頼らず血糖値を下げる方法」「みるみるやせる・血糖値が下がる 最強の糖質制限ガイドブック」など。